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令和4年4月1日より広報・広聴は政策企画局が、都民情報ルームは総務局が担当しています。令和4年4月1日以降の更新情報は政策企画局ホームページ又は総務局ホームページをご確認ください。

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広報・広聴

平成26年度 入選作品 映像部門

公開日:平成27年(2015)3月30日更新日:平成27年(2015)3月30日

最優秀

足立区 「リフレッシュオープン!生物園へ行こう!」

タイトル「リフレッシュオープン!足立区生物園へ行こう!」

親子にスタッフが説明している様子

「ふれあいコーナー」にいるミゼットホースの写真

「見ごたえたっぷりですね!」とスタッフに話しかけている親子

時間・制作方法

15分・委託制作

主な内容

自然の生きものたちとの貴重な「ふれあいの場」として親しまれてきた足立区生物園。改修工事のための休園を経て、ついに平成26年4月、リフレッシュオープン。新しい展示内容になった大水槽をはじめ、動物たちとのふれあいなど生物園をより楽しむためのポイントを紹介します。

担当者の声

制作にあたり、「自然の生き物について楽しく学べる」と「世代を問わず楽しめる」の2つのPRポイントを中心に番組を構成しました。

PRポイント1「自然の生き物について楽しく学べる」

生物園は、自然の生き物とふれあえるコーナーがたくさんあります。例えば、展示コーナー。トンネルをくぐり抜けた先の飼育槽中心部にドーム型の観察空間をつくり、動物を間近に観察できるようになっています。このほか、小動物へのエサやり体験、15種類・600頭の蝶が舞う大温室で、羽化したばかりの蝶を放す体験、生物園の裏側を見学できるバックヤードツアーなど、生き物とふれあえるコーナーを通して生物園の魅力が伝わる構成にしました。

PRポイント2「世代を問わず楽しめる」

生物園は展示内容や企画などが充実し、様々な年代の方に楽しんでいただける施設です。展示コーナーやふれあい体験を通して、子どもはもちろん、大人もつい夢中になってしまう生物園の魅力に迫りました。

審査委員コメント

  • リフレッシュした足立区生物園。詳しい説明は女性ナレーター、体験レポートはタレント親子が案内人の女性と見どころを説明してもらいながらめぐる構成でコンパクトに園の楽しさを紹介している。生き物に大接近できる新しい工夫がたくさんあり興奮する子供の様子が微笑ましい。都会の子供たちにとって間近に生き物を見たり触れたりできるというのはありがたい。表に展示されたものだけでなく、バックヤードまで見学できるというのがうれしい。ゆるキャラ3人はシュールだが子供たちをひきつける効果はありそう。(関)
  • 自然と生き物たちと触れ合う「ふれあいの場」として親しまれてきた「足立区生物園」。26年四月に大水槽の改装なども済み、リフレッシュオープンした。番組では「Wコロン」の木曽さんちゅう親子がコンビを組み、園内やバックヤードを案内する構成である。園内ではエサやり体験の外、蝶を羽化後に放す体験、小動物の目線の高さで観察できるドームなど盛り沢山の「ふれあい」が待っている。老若男女、世代を問わず楽しめる施設であり、大人でもつい夢中になってしまう。親子コンビの息の合い方は絶妙で、これを見た人は、子供を是非連れて行ってみたいと思うのは間違いない(高橋)

動画配信

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第一席

江東区 「モノづくり魂」

映像作品「モノづくり魂」のオープニング写真

時間・制作方法

15分・委託制作

主な内容

江東区東雲にある、昭和32年に創業した老舗の佃煮店「佃宝」(つくほう)。厳選された国産の素材のみを使用する、添加物を一切使用しない、全て手作りで行うなど、創業者である先代の教えを守り、こだわりある製造を現在も行っている。お客さまに安心して食べてもらえる、おいしい佃煮作りについて、製造工場に密着取材を行い、従業員のみなさんのインタビューを交えながら、こだわりの製造の様子を紹介する。

担当者の声

江東区内で良い製品・商品を製造している会社は数多くある。それらの会社を実際に取材し、こだわりや取り組みなどを映像で紹介することにより、普段感じることのないものづくりに対する思いを広く伝える。さらには、区内にあるこだわりの製法・製品を紹介し、区民に地域に対する誇りを感じてもらい、地域に愛着を持ってもらうことを目的に制作した。

審査委員コメント

  • 老舗佃煮店のこだわりの製品づくりの舞台裏。クラッシックピアノのBGM、現場の音、丁寧な撮影で手間暇かけた手作業の素晴らしさが伝わってきた。とびぬけて美しい映像は「いいものの紹介はいい映像が大事」と改めて感じさせる。区内に数ある老舗を紹介し、地域に誇りと愛着を持って欲しいという目的は達成されている。(関)
  • シリーズ名「モノづくり魂」というタイトルで、各回一社を紹介していく情報番組の中のドキュメント。 江東区東雲に有る佃煮店「佃宝」。昭和32年創業で、素材を吟味、添加物不使用、全工程手作り、など創業者から受け継いだこだわりの製法で老舗の名を不動にしている。番組ではその苦労して守っている製造法から、従業員のインタビューまで丁寧に的確に構成されていて、モノづくりの魂が伝わってくる。ただ、同業他社がある中で、この一社だけに絞った理由が分かりづらく、部外者のリポーターを使うなどの方法も模索してもよかった。(高橋)

動画配信

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※Media Playerが開きます。

第二席

墨田区 「自分たちのまちは 自分たちで守る ~あなたも仲間に消防団~」

時間・制作方法

15分・委託制作

主な内容

  1. プロローグ=人情味あふれた下町すみだの人々の日常。このかけがえのない“人”、そして“まち”の日常を万一の災害から守るため存在しているのが、地域防災の要である「消防団」。しかし、全国的に、高齢化等で団員不足が続いている。そのため、平成25年に消防団員の加入促進を強化する「消防団等充実強化法」が成立した。
  2. 消防団とは=まず、消防団とは何か、役割・入団資格などを、本所消防署の若手職員・小田倉麻理奈さんが、わかりやすく紹介。
  3. 自分たちでまちを守る人々の存在=仕事や学業、家事などに従事しながら、自分たちのまちを自分たちの手で守りたいと考えて活動する消防団員の“日常”を紹介
    (1)藤工芸職人の祖父・父・娘(孫)と三代続く、消防団員、大学生の小峰愛理さん。活動拠点は東京スカイツリーの足元。
    (2)仕事と家事そして、消防団員を両立させる母にあこがれ、母を超えたいと入団した高校生18歳の息子、坂口雄大さん。弟二人も少年消防団員。地域の祭りで神輿を担ぐ子どもたちの警戒もする。
    (3)消防団員募集のポスターを見て団員になった大学生、飯嶋かおりさんと、あたたかく受け入れる分団長たち。実働訓練の様子。
  4. エピローグ=消防団員は特別な人がなる訳ではないというメッセージを、日常生活の姿と消防団の活動姿の両方を紹介することで伝え、「あなたも消防団員の仲間になりませんか」と呼びかける。

担当者の声

古くからの木造住宅が密集し、地震や火災発生時には大きな被害が想定されている墨田区。区では防災施策を最重要課題として取り組んでいるが、なんといっても、地域を支えるのは、まず、そこで暮らす人々。私たちが暮らす地域の防災リーダーが、地域の消防団であり、消防団は地域の人々の大切な「日常」を守るために大きな役割を果たしている。

しかし、地域防災の中核である消防団は昨今、団員の高齢化・団員不足という大きな課題を抱えている。全国的にも問題となっており、昨年、「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」(消防団等充実強化法)が成立。墨田区でも、若い地域住民の消防団への参加促進が切望されている。

そこで、今回の特集番組では、若い消防団員の日常生活や団員としての想いを紹介しながら、彼らを取り巻く家庭や先輩団員たちとの交流・ふれあいを通じて、消防団の存在と役割などをつづった。

そのことにより、視聴者が消防団を身近に感じ、魅力や関心を抱くような内容に仕上げた。このすみだという地域に住んで良かった、こういった若者たちが地域を守っている、自分も参加してみようと思ってもらえるように製作

審査委員コメント

  • 地域防災の要である消防団。万一の災害に本署消防署と連携して活動する組織だが高齢化で存続厳しくなっているとのこと。祖父から3世代が消防団員。母の姿に憧れた息子たち、募集ポスターを見て入団した女子大生などのリアルな声をひろい、活動の意義深さを伝えている。ラストで「あなたも消防団員の仲間になりませんか!」と3人がそれぞれ語りかけ敬礼する演出が清々しい。(関)
  • テーマはズバリ「消防団」。人情味あふれる下町の生活を、地域防災の面から支えているのが「消防団」である。消防団に馴染みが無い人にも分かるように、まず「消防団」とは何か、役割や入団資格などを若手消防署職員が説明し、現実に仕事や学業、家事などに従事しながらも入団して、実働訓練などの活動している人たちの日常をインタビューをまじえて追う。自分たちのまちを自分たちで守りたい、という意識の人たちは意外なほど多いが、実際に入団する者は少ない。団員の高齢化が進む中、番組では最後に「あなたも消防団員の仲間になりませんか」と呼びかける。 テーマが一本に絞られていて明解な番組になった。(高橋)

動画配信

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第二席

江戸川区 「えどがわ区民ニュース 平成26年5月1日号特集 未来へつなぐまちづくり ~江戸川区の土地区画整理事業~」

時間・制作方法

24分・委託制作

主な内容

平成26年3月末、区内に残る最後の区画整理組合が45年に及ぶ事業の末解散し、事務所の跡地に公園が完成した。その事業完了の象徴とも言える公園に、たわわに果実を実らせた夏みかんの木がある。この木は区画整理で移植され、事業と共に成長してきた。

木の記憶に事業の進展を重ね、江戸川区の区画整理事業のうち事業面積が大きい葛西地区に注目し、その取り組みの内容や事業に関わった地域住民の思いを紐解く。

担当者の声

今回の番組は、1.まちづくりの基礎を成した大事業である区画整理事業の歩みを知ってもらうこと、2.多くの知恵と努力が現在の便利で安全なまちを創ったことを広く知ってもらい、古くからの住民、区画整理の事を知らない新住民、それぞれにまちへの愛着や誇りを高めてもらうこと、3. まちづくりの歴史を未来にのこすこと、4. 区のまちづくり事業への理解を促すこと、以上4点を目的に制作しました。固めの話題であるため、わかりやすく親しみやすい演出をこころがけ、クァッドコプターによる空撮など新しい撮影手法も取り入れ、番組の訴求力や魅力が高まるよう努めました。

区内の区画整理事業の多くは昭和40年代にスタートしています。

初期の頃から事業の中核に関わり内容をよく知る方は、多くが既にお亡くなりになっており、ご健在の方も高齢になられています。

そうした状況から、今が区内の区画整理の歴史について当事者の思いをライブで織り込みつつ番組制作ができる最後の時期にあたると思われ、江戸川区にとり意義ある番組になったと感じています。

審査委員コメント

  • 江戸川区の区画整理事業を振り返り、未来に向けて更なる課題に取り組む決意で結ぶ。沿岸部と内陸部それぞれ江戸川区ならではの苦難の歴史は、その克服の過酷さを痛感させられる。それだけに完成した現在の緑と水辺の憩いの区域、整備された道路、駅前の姿は輝いて見える。街ぐるみの区画整理に伴って移植された40年前からあった公園の夏ミカンの木の語りというひと工夫が情感を醸し出している。(関)
  • 江戸川区の葛西地区に焦点を合わせ、45年に及んだ区画整理事業の完成までの苦労と今後の更なる取り組みを番組化した。区民にまちづくりの基礎である「区画整理事業」とは何か?ということから丁寧にその歴史を紐解き、事業の中核にいた現在なおご健在の当事者の証言も得て骨太の番組になった。地勢的な表現にクアッドコプターを用いるなど、映像も充実している。区画整理の象徴ともいえる公園の「夏みかんの木」の見た目、という語り口も効果的だった。(高橋)

動画配信

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このページに関するお問い合わせ先

広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087