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令和4年4月1日より広報・広聴は政策企画局が、都民情報ルームは総務局が担当しています。令和4年4月1日以降の更新情報は政策企画局ホームページ又は総務局ホームページをご確認ください。

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広報・広聴

平成25年度 入選作品 広報紙部門

公開日:平成27年(2015)3月30日更新日:平成27年(2015)3月30日

最優秀

足立区 「あだち広報」平成25年9月10日号

【1面】

【最終面】

【6・7面】

担当者の声

本紙の特集タイトルにあるように、足立区民の健康寿命は平均より2歳短い。区では、平均寿命を引き下げている大きな要因である糖尿病対策を、10年間かけて集中して行う方針への転換を決めた。

この号の特集の目的はよくある糖尿病の予防啓発であるが「知らぬうちに進行する怖い病気です。だから食生活に気をつけましょう」となどという一般論を並べても、読者には「自分に関係ない」とスルーされてしまうと考えた。今回のターゲットは糖尿病予備軍の30歳代半ばから40歳代。普段広報紙を読まない人も惹きつけるしかけが必要だった。

区民の平均寿命に関するショッキングな統計をタイトルに据え、ターゲットの年齢に近く、一見健康に見えるスリムな男性をモデルとして選定し、「自分にも起こりえること」であると強調した。写真を白黒にしたことで、病気の恐ろしさを暗示し、タイトルを目立たせた。

変則的な紙面割り(表紙→最終面→見開き面に同一特集)にしたのは、裏面から見た人にも目を留めて欲しかったからである。裏面にもにショッキングな統計を見出しに置き、ターゲットを意識したフォント使いをした。

見開き面では、テキストを読み飛ばしても、内容を視覚的に理解できるように写真を大きく配置し、テキスト量を極力抑えた。それには、横書きに統一した広報紙であるがゆえの流れのよさも活かせたと考えている。

審査委員コメント

  • 1面の写真と「なぜ、足立区民の健康寿命は都平均より約2歳短いのか」は大きなインパクトがある、訴求力のある紙面だ。理由は「最終面に」と手がこんでいる。変則的な紙面構成、ショック療法、といった企画構成は、読まぬ人を読む人にするかもしれないが、怖がらせてはダメ。(大井)
  • 1・6~7・12面を用いた特集は、1面のインパクトのある写真とショッキングな見出しが、住民に強く印象に残る訴求力のある表現である。6~7面には、糖尿病の要因となる食生活に係る情報も掲載されてる。広報紙の読者は主婦と高齢者が多いが、普段広報紙を読まない夫へ妻か注意を促す予防啓発の効果が期待できる紙面。特集紙面は、各紙面に飛んで紹介してるが、紙面誘導が図られている。 編集技量も高い。(長岡)

掲載紙面(WEB版)

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第一席

豊島区 「広報としま」平成25年7月21日号

【1面】

【4・5面】

担当者の声

夏休みが始まる時期に合わせ、1・8面と4・5面を使って子どもや親子が楽しめる夏のイベント特集を作成。特に4・5面は読者として子どもをターゲットにし、実際に子育て中の広報課職員が企画を担当した。

1・8面:「としまアート夏まつり2013」

区立劇場「あうるすぽっと」と、旧中学校を活用したアートファクトリー「にしすがも創造舎」で行なわれる、子どもが演劇・映画・アートに触れ合えるイベント。0歳から入場できる「子どもに見せたい舞台」をメインイベントとして1面で大々的にお知らせ。8面にも続けて関連イベントを掲載した。1面右上の目次部分も、今号は子どもに呼びかけるようなキャッチを入れた。なお「広報としま」のタイトルロゴは、1面のイメージに合わせて毎回色を変えており、ここもイメージに合わせて爽やかな色を使った。

4・5面:「としまじま」を冒険しよう!

区内を「冒険の島」に見立て、夏休み中に区施設などで開催する子ども向けイベントをお知らせ。広報課独自で企画し、各施設の担当から情報を収集して編集した。中央の島の地図は、実際の施設の場所と同じ位置関係にしてあるが、各施設を城や山、おばけ屋敷などイベント内容に合わせたイメージに変えている。区に関する子ども向けクイズも盛り込んだ。小学生でも内容がわかるように紙面にルビを振ったり、文章を易しく話し言葉にするなども工夫した。写真の子どもは紙面に合わせた表情で撮影した。

審査委員コメント

  • 応募作は12月5日号。特集「七福神を巡ってみませんか」は翌年正月を狙った企画ということが分かる。こうした先取りの記事は広報紙にとって重要な企画であり、常日頃心がけたい。実際の紙面展開だが、ボランティアガイドを活用した流れが非常によくできていて、読み応えのある作品に仕上がった。(大井)
  • 1面とインサートの別刷りは、発行月を考慮したグッドタイミングな企画である。また、紙面編集も、楽しいイラスト、MAPと写真、住民ボランティアのガイド紹介と、住民参画の紙面となっている。他の紙面は、行政情報とお知らせ情報で本文組を変え、住民に視覚的に情報の違いを訴求している。4色の用い方も適切である。(長岡)

掲載紙面(WEB版)

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第二席

新宿区 「広報しんじゅく」平成25年1月1日号

【1面】

【2・3面】

担当者の声

「思いやりが育む 地域の力」をテーマに、身近な地域を舞台にボランティアとして生き生きと活動する皆さんの「笑顔」を主役に取り上げた。

人とのつながりを大切にする地域の魅力を紹介するとともに、地域の活動に興味があっても何から始めてよいか分からないと思っている方が仲間づくりや地域の活動に参加する契機となるよう企画。

手作りの温かい食事を提供し高齢者を見守る「食事サービスグループ」、木のおもちゃを通して孤立しがちな子育て世代に寄り添う「赤ちゃん木育サポーター」を紹介し、子育てや仕事が一段落した世代がその知恵や経験を活かして地域の活動に取り組む姿、そこから生まれる新たな人とのつながりがボランティアをする側にとっても生きがいとなっていることを取材した。

4・5面:「としまじま」を冒険しよう!

「新宿この一年」として、区のイベントや地域の皆さんに身近な寺社の行事を紹介している。

審査委員コメント

  • 1面の「笑顔いきいき輝いて」の見出しと写真が、「思いやりがはぐくむ地域の力」の紙面展開と上手に連動し、地域活動への参加、ボランティア、子育て世代へのサポートといったテーマが無理なく融合する紙面が出来上がった。(大井)
  • 地域に活躍するボランティアを取り上げた、意義なる企画。紙面表現も写真を上手に用いて、訴求力を上げている。ただ、3面下段に配置した「16グループが活動中」の記事に電話番号が明記されていないため、悔やまれる。また、ボランティアの人たちのインタビュー記事を掲載するなど、編集に深みを出したい。4面は、2段組みできれいにレイアウトされているが、可読性が劣る。(長岡)

掲載紙面(WEB版)

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第二席

台東区 「広報たいとう」平成25年9月20日号

【1面】

【2・3面】

担当者の声

1面~3面

特集記事は「朝倉彫塑館がリニューアルオープンします」として、保存修理や耐震補強に加えて、昭和30年代後半の姿に近づけるよう復元することで、より文化的価値を高め、4年半ぶりに帰ってきた朝倉彫塑館を紹介した。

写真を多用し、視覚的にも伝わる工夫をした。保存修復工事のポイントを「ここが新しい!」として、一目で分かるよう簡潔にまとめた。また、Q&A方式で朝倉文夫・朝倉彫塑館に関するエピソードや、さらに区内の「その他の文化施設」3館や共通割引券の紹介もした。区民の方に、4年半にも及ぶ工事の内容とその重要性を伝えるとともに、今後、朝倉彫塑館を身近に感じてもらい、訪れて実際に見てみたいと思われるよう努めた。

審査委員コメント

  • 朝倉文夫の彫塑館リニューアルオープンの特集は、魅力的な写真の配置、メリハリの効いた内容の構成もあって、非常に読み応えのある紙面に仕上がった。地域のこうした文化的価値の掘り起し、再評価さらにプロモーションは重要な広報活動である。(大井)
  • 特集「朝倉彫塑館リニューアルオープン」は、1面に目を引く扉紙面、2面~3面に詳細情報と、紙面構成がしっかりと考えられている。「こだわり空間」の「ここが新しい」も、リニューアル内容がわかりやすく説明されている。写真を多く用いて、魅力あるミュージアム紙面である。欲を言うと、館の全体平面図も掲載したいところ。10面の「は~い赤ちゃん」は、閲読率の向上が図れるキラーコンテンツとなっている。(長岡)

掲載紙面(WEB版)

紙面はこちらでご覧いただけます

このページに関するお問い合わせ先

広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087