ページの先頭です

令和4年4月1日より広報・広聴は政策企画局が、都民情報ルームは総務局が担当しています。令和4年4月1日以降の更新情報は政策企画局ホームページ又は総務局ホームページをご確認ください。

  1. トップページ>  
  2. 広報・広聴>  
  3. 広報>  
  4. 東京都広報コンクール>  
  5. 入選作品紹介>  
  6. 令和元年度 入選作品 映像部門
広報・広聴

令和元年度 入選作品 映像部門

公開日:令和2年(2020)3月13日更新日:令和2年(2020)3月13日

最優秀

荒川区「伝統に生きるーあらかわの工芸技術―木版画摺 川嶋秀勝」

arakawa.png

arakawa.png

主な内容

平成29年度区指定無形文化財・工芸技術(木版画摺)の保持者であり、二代目関岡扇令の弟子で、日本橋石町松村系の系譜を汲む川島秀勝氏の優れた技術と職人としての人となりを紹介。浮世絵や千社札を摺るだけでなく、自らの創作で現代版画も手掛け、芸術性も高い川嶋氏の職人としての生き様を伝えている。また、その高い技術を発揮するための職人の道具にも注目し、摺り師に欠かせない道具「バレン」を作成する場面も見どころの一つ。また、技の工程の記録にとどまらず、「荒川の匠育成事業」に参加して川嶋氏の指導を受けている川嶋氏の弟子や、区内で活動する木版画彫の若手職人も取り上げている。

審査員コメント

  • 伝統の木版画の世界を掘り下げたドキュメンタリーの力作。荒川区の無形文化財・工芸技術の保持者である川嶋秀勝氏を追って、摺の丹念に仕事ぶりと木版画(錦絵)に賭ける思いが映像から伝わってくる。想像できないほどの根気と正確さが要求される仕事に川嶋氏を駆り立てるものは何か、それはこの伝統の技術の普及・伝承と後継者の育成であると気が付かされる。(高橋)

  • 感動しました。とても素晴らしいものを見せていただきました。ありがとうございました。ここまで職人のひとつひとつの作業を丁寧に、そしてグイグイと引き込まれる演出法等、素晴らしい限りです。全てを通して荒川の風景を軸にしながら、刷り師の技の数々を見せていく手法によって、立派な、区の広報PRになっています。川嶋さんは荒川の宝ですね。他の市町村にもお手本にしてほしい、広報PRを作るときの、区民の描き方だと思いました。(阿部)

一席

文京区「文京区~つながりが見つかるまち~」

bunkyo.png

bunkyo.png

主な内容

文京区民チャンネル開局30周年を記念して制作した、文京区公式PR動画である。テーマは「つながり」。文京区内で暮らす「ひと」に焦点をあてた動画となっている。文京区に住み、学び、働く人々の様子から、文京区の魅力を再発見できるような動画を目指した。

審査員コメント

  • 都内屈指の文教地区である文京区内で、そこで暮らす「ひと」に焦点を当て、住み、働き、学ぶ人たちを日常の映像やその呟きの様な声を拾って浮かび上がらせた。区民が企画に参加して、区民委員が立ち上げた企画というのも素晴らしいし、映像、音声、字幕処理も適切である。何より、歳ではなく登場する人たちの気持ちの若さが伝わってくる。(高橋)

  • カメラもとても美しく、全体的にしっかりアートディレクションが行き届いた素敵な出来上がりになっています。山ほどの取材をして、様々な人の声を取り上げているのも、とても楽しく出来上がっています。そんないい上がりだからこそ、「つながり」にもっと踏み込んでもよかったかもしれません。なんとなく「つながり」という言葉でまとめた感じが、とてももったいなく感じました。あと、すごく気になったのが、ラストに区民のアイデアでこのPRができているテロップがあったこと。もしかすると、区民のアイデアというのは、とても興味深く、そのファクトを題材そのものにしてもよかったのでは、とも思いました。(阿部)

二席

江戸川区「~災害の時代を生き抜く~  首都直下地震から大切な命を守るために」

edogawa.png

edogawa.png

主な内容

地震大国 日本。世界の地震の1割程度が我々の小さな島国に集中しており、甚大な被害をもたらす地震が近年も多発している。我々の住む南関東でもマグニチュード7クラスの直下地震発生が危惧されており、その確率は「今後30年間で70%」と言われている。
その理由や直下地震で起こりうる被害について内閣府中央防災会議の委員を務め、国の防災施策にも深く関わる東京大学地震研究所の平田 直教授に伺い紐解いていく。
また、大都市直下を襲った大地震として今なお示唆に富む、阪神・淡路大震災の経験者にもお話を伺い、その時何が起こるのか、命を守るためにどのような備えが必要か、区の取り組みと共に紹介する。

審査員コメント

  • この番組では重大な将来に対する警告を発している。そしてそれに対する対策というものも教えてくれる番組になっている。特に、阪神・淡路大震災を体験した方々の証言が生々しい。、一言で「命を守る」といっても日頃からの準備が無ければ困難だということがこの番組でよく分かる。江戸川区では住宅の耐震構造化に助成金を出しており、その成果も挙がっているという。火災への備え、備蓄も緊急課題だ。(高橋)

  • 江戸川区さんのPR動画はレベルがいつも高いです。テーマも耳にタコができている「防災」ではありますが、「江戸川区ならでは」がふんだんに盛り込まれていて、しっかりとした区の広報PRになっています。他の区に住んでいる僕自身が、思わず自分の区のサービスが気になってしまいました。危機感を煽るだけでなく、その備え方、さらに区長のメッセージ等もご自分の言葉で、区民に訴えかけています。途中に挟むイメージ映像も効果的で、素晴らしいの一言です。(阿部)

二席

台東区「台東区立隅田公園サクラ再生事業~百年先も桜の名所に~」

taito.png

taito.png

主な内容

隅田公園は江戸時代から知られる桜の名所だが、近年樹齢40年を過ぎたソメイヨシノに樹勢の衰えがみられるものも増えてきた。
隅田公園が100年先も桜の名所であるために…。
平成28年より台東区が始めたサクラ再生事業をインタビューや活動の様子とともに紹介する。

審査員コメント

  • 都内の桜の名所の一つである「隅田公園」。だが桜の木も老木化が進み、花の付きが悪くなってきた。似たような事例は、全国にもあるだろうが、隅田公園は諦めていない。百年先も桜の名所足りえるように、専門家、ボランティアの人たちも参加して桜の再生事業がスタートしている。樹木の専門的な知識も得られて勉強になった。(高橋)

  • とても興味深く見入ってしまいました。何気なくみている公園の桜にこれだけの人々が関わり、再生に力を注いでいることは地区のPRとしてとても素晴らしい切り口だと思いました。取材をした人々も、このPRを作る区の姿勢も、はっきりしていて、桜は自分たちの毎日と関わっていることなので、とても共感しました。あえていうならば、もっと若者の声を取り込んだり、絡めたりしても、未来に続く桜のことなのでよかったかもしれません。若者にも興味深くみてもらう工夫があってもよかったかもです。(阿部)

奨励賞

葛飾区「カツシカデシカ 第9回」

katsushika.png

katsushika.png

主な内容

葛飾区では、『葛飾区基本計画』の1つに『花いっぱいのまちづくり』を掲げ、区民と協働した活動を進めている。また、本編で紹介したフラワーメリーゴーランド、フラワーキャンパスなどは、東京2020公認プログラムに『花いっぱいでおもてなし』として認定されており、東京2020大会に向けて、地域を花で彩りおもてなしするための準備も進めている。その活動を紹介し、葛飾の新しい魅力を発信した。
メインパーソナリティはかつしか観光大使も務める内山信二さん、ゲストに元バレーボール日本代表の狩野舞子さんをお迎えし、花いっぱいのまちづくり活動をしている区民とふれあう内容になっている。

審査員コメント

  • 今回のカツシカデシカは「花いっぱいのまちづくり」に取り組む葛飾区民の姿を幅広く取材してリポートしている。ありがちな「花いっぱい運動」とは一線を画し、葛飾区の取り組みは本格的である。2020オリパラを見据えて「花」で環境を盛り上げていこうという区民、行政が協働した活動だ。演出的には区の観光大使内山信二と女性ゲスト、NA吉田照美の軽妙な掛け合いで進むが、情報もきちんと伝わってくるし、長尺を感じさせないバラエティとライブ感のある広報番組に仕上がっている。(高橋)

  • 昨年も評価したので、今年も同じ手法を評価するのはいかがかなと思ったのですが、やはり今年も格段と楽しくみることができました。昨年も書きましたが、案内役やナレーターにプロを起用することで、同じ内容でも広報力が威力を増す、というお手本を他の地域の人にもわかってほしいです。お金をかけないで制作することも大切ですが、伝わらないままでは全く本末転倒だと思うんです。とはいえ葛飾区さん、それほどお金かけてなかったはずです。照美さんと内山くんのご好意だと思いますが。(阿部)

奨励賞

品川区「シナガワンダーランド「映写機がつなぐ未来」」

shinagawa.png

shinagawa.png

主な内容

本シリーズは商店街を応援することを目的に、今年度からスタートしました。「地元愛」を次世代につないでいきたい人たちの思いを伝える10分番組。
今回は戸越南公園で30年以上続いていた「夜空の映画祭」というイベントを復活させた、中学3年生の女子生徒にスポットを当てます。
このイベントは3年前に一度、幕を下ろしました。しかし当時小学6年生の山口天良(たから)さんは、その時「自分がこの映画祭を復活させる」と決意。
中学3年生となった天良(たから)さんが、フィルム映写技師としていよいよ映写機を回します。

審査員コメント

  • 地元の恒例である野外映画祭を復活させた中学三年生の女子生徒にスポットを当てた「地元愛」がテーマの番組。商店街の夏のイベントの目玉だったのだが、一旦中止、彼女が映写技師の資格を取って三年ぶりの復活を遂げた。だが、最後のコメント「映したかったのは地元の温もりでしょう」というナレーションだけは少しこそばゆい感じがした。(高橋)

  • 地域のイベントを復活させようと一人の女の子が立ち上がる。そのことに目をつけた企画は、とても素晴らしいと思いました。その地域の人たちが享受している体験は、誰かの尽力のおかげであるということ。また、自分もその地域にどう関わっていけるかを、考えさせられる、とても素晴らしい作品だと思いました。途中の天良(たから)さんの原体験をイラストで再現したところもとても微笑ましかったです。一本の映画にでもなるようなストーリーだと、思いました。(阿部)

動画配信

このページに関するお問い合わせ先

広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087