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令和4年4月1日より広報・広聴は政策企画局が、都民情報ルームは総務局が担当しています。令和4年4月1日以降の更新情報は政策企画局ホームページ又は総務局ホームページをご確認ください。

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広報・広聴

令和2年度 入選作品 一枚写真部

公開日:令和3年(2021)2月9日更新日:令和3年(2021)2月9日

最優秀

審査員コメント

  • コロナ禍のなかで、行政の広報が果たす役割は大きいものでしょう。緊張感を高める、適切な危機意識を持ってもらう狙いとしては、理に適った写真だと思いました。グレーと青という寒色を基調とする配色も良く、白衣を着た医師の姿が浮き上がってみます。
    じっさいに現場で治療にあたっている医師だというキャプションと併せて、生きたメッセージになっています。であれば、この笠井医師の声も聴きたいと思いました。もちろん他の医師からの解説は裏面にあるわけですが、笠井医師の言葉があれば実感も増すと思います。(鳥原)
  • 医師の力強い眼差しと、凛とした姿が、読者に強いインパクトを残す表紙です。シンプルながら訴求力のある写真と明快なコピーによって、コロナ禍の最前線で<命を守る>医療従事者へのリスペクト・感謝・期待といった想いが、紙面から溢れ出てくるようです。
    撮影者・制作側の強く明確な制作意図によって構成された、読者に深く訴えかけてくる秀逸な作品です。あだちの「だ」の字のユニークでポップな工夫にも感心しました。(箭内)

一席

審査員コメント

  • シャッターチャンスがドンピシャですね。職人の斜め上方いうアングルも考えられてます。掲載時の文字の入り方も想定されていたのだと思えます。撮影現場をあらかじめリサーチされていたのでしょうか。添付されているプリントを見るとなお魅力的な写真だと分かります。広報誌に使われると紙と印刷を理論的に考えていくと、なお訴求力は高められると思います。(鳥原)
  • 拝見した瞬間、思わず感嘆の声がもれました。誰しもの目を引く力作ですね。飛び散る火花、背後で燃え盛る炎、それでいて軽装かつ冷静な刀匠。その姿が、かえって熟練のほどを際立たせています。端的なコピーも、「郷土の刀」について知りたい、と思わせる効果を生んでいます。
    技術面も、的確な露出、Sスピード、構図、申し分ありません。撮影者は相当なご苦労の末、この一枚を得た模様。その執念が伝わってくるようです。(箭内)

二席

審査員コメント

  • 近年話題になっているこども食堂についての特集なので、誌面を通じて実情に触れた方は多かったことと思います。テーマ自体がとても深刻なのですが、食べる喜びを表現した写真こそ理解を深めるにはふさわしいものです。その意味で理に適ったイメージだと思いました。
    ひとつだけ欲しかったのは、このロケーションの具体的な情報です。2、3pには二件の取材例が出ていますので、明示された方が、イメージだけではなく実情と結びつけて受け取られると思いました。(鳥原)
  • 読者を笑顔にさせずにはいられない、抜群の一枚ですね。一瞬、演出かと思いましたが、この表情は紛れもなく地の賜物でしょう。ポップなキャプションも写真・特集とうまくマッチしています。
    技術面では、屋内のノンストロボ撮影という条件下、ISO感度を上げ、ブレないSスピードが選択されいます。欲をいえば、もう少しバランスよくISO感度を下げてもOKですが、ここでは一瞬の動き・表情を逃さないのが最優先なので、この設定で問題ありません。強く印象に残る、とても素敵な作品です。(箭内)

二席

審査員コメント

  • 分かりやすい表紙です。区が保存している古民家を訪れた家族とサポーターとのコミュニケーションが描写されていて、企画の意図がよく分かります。プリントを見ると建築のパースをしっかりとっていて職人的な仕事だと分かります。画像に破綻がないので、一枚大きく表紙に用いたのも成功していると思います。
    さて、よく見てみるとこの家族は夫婦のどちらかが外国人のように見えます。日本の古い暮らしを外国の方にも知ってもらいたい。そんな意図があったとすれば、もう少し表情の分かりやすい配置があったかもしれません。(鳥原)
  • 晴天のもと、茅葺き古民家で触れ合う人々の様子が印象的な一枚です。
    児童、赤ちゃんを抱える若夫婦と、老年ボランティアスタッフの語らいが、見事にキャプションとマッチしています。
    技術面は、f 10とよく絞り込んでいるおかげで、人物の柔和な表情や、古民家の意匠や茅までよく見てとれます。表紙に使えるように余裕を持たせたワイドな撮り方や、太陽光の入り方にも明確な制作意図が感じられます。(箭内)

奨励賞

審査員コメント

  • 昨年は生徒や児童、なかでも新一年生にとっては不安な春だったと思います。普段でも学校では手洗いの指導などはされていると思います。そのありふれたイメージが、この時期だけに特別な意味を持って迫ってきます。表現としてみれば、いろいろタイミングが良かった一枚といえるでしょう。手前の少年が学生服前をはだけていること、窓から差し込む光彼を軟らかく彼を照らし出していることなどが相乗して、視覚的なドラマを生んでいます。たまたま撮れたというより、普段から写真や映像を考えていたことの成果のように思えます。(鳥原)
  • 再開した中学校内の様子を切り取った一枚。マスク・手洗いが、コロナ禍での新しい日常を表現しています。
    欲を言えば、キャプションに<新1年生の登校初日>である旨があれば、なお良かったように感じます。
    技術面では、浅い絞りの f1.8 ですが、しっかりと被写体にピントが合焦し、生徒の眼差しをも捉え、手洗いの様子を際立たせることに成功しています。(箭内)

奨励賞

審査員コメント

  • とてもナチュラルな笑顔にあふれた子どもの集合写真ですね。保育園に戻ってきたことの嬉しさもあったのでしょうが、知撮影者と園児たちのコミュニケーションが良かったのだろうと思いました。表紙としても強く、成功している例だと思いました。
    あえて言えば、2点気になることがあります。ひとつは太陽が頂点の時間帯に撮影したと思われ、子どもの顔に影が落ちてしまったこと。もうひとつは絞り値が4.0なので、後方の子どものピントがやや甘いことです。それが印刷によって強調されています。前者はレフ版などを活用すること、後者はもう少し絞ることで解消できると思います。(鳥原)
  • 笑顔の子、真剣な眼差しの子、ポーズをとる子、マスク着用の子、未着用の子。色々です。でも、それがかえって無邪気な子どもの素の姿を表していて、その点にこそ、この作品の魅力があります。そして、見る者に、感染症防止への決意を新たにさせる力もそなえています。
    技術面では、この露出が意図的か偶然かは不明ですが、焦点距離がロングであったため、 f4 という浅い数値が子どもたちを際立たせ、良い効果を生んでいます。(箭内)
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このページに関するお問い合わせ先

広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087