ページの先頭です

令和4年4月1日より広報・広聴は政策企画局が、都民情報ルームは総務局が担当しています。令和4年4月1日以降の更新情報は政策企画局ホームページ又は総務局ホームページをご確認ください。

  1. トップページ>  
  2. 広報・広聴>  
  3. 広報>  
  4. 東京都広報コンクール>  
  5. 入選作品紹介>  
  6. 令和2年度 入選作品 組み写真部
広報・広聴

令和2年度 入選作品 組み写真部

公開日:令和3年(2021)2月9日更新日:令和3年(2021)2月9日

最優秀

審査員コメント

●16枚の写真が配されるとインパクトが弱くなるものですが、これは見事にまとまっていると思いました。一枚一枚もすっきりしていて被写体の個性も立っているので、制作者のメッセージがちゃんと伝わってきます。そのメッセージは行政が与える「安心感」だと思います。
広報誌と言う性質上、それは当たり前のことですが、コロナ禍のなかではいつも以上に必要なことです。この一面が次のページへの誘導になっていて、2.3面のレイアウトも直感的に分かりやすい。紙面全体の構成もよくできていると思いました(鳥原)

●コロナ禍で多くの中小事業主がダメージを受けた2020年。本紙のような、こうした行政の全面的な応援メッセージは心底ありがたく、その思いやりが紙面から溢れ出てくる素晴らしい企画・表紙です。
技術面では、適材適所の露出、アングルと、特に16種のビジネスそれぞれのリアルで巧みな演出に、創意工夫と努力のあとが見てとれました。コロナ禍の中、区民がいま必要な情報を、明快なイメージと惜しまぬ努力で伝えており、広報として実に優れた秀作だと感じました。(箭内)

一席

審査員コメント

●どの写真も主眼がはっきりしており、また撮影者が光をうまく計算して表現をしていることが分かります。視線をどこに注目させ背景をどこまで省略するのか。その点に十分な神経を払い、結果としてたいへん見やすい紙面が完成しています。写真の割り付けもメリハリがあって良いと思います。
意見が分かれるのは、これらの写真を解説するキャプションがまったくないことです。写真だけで勝負しているのは、車人形の実感をストレートに届けたいということだと思います。その一方で、解説を得て理解したい方もいるでしょう。広報紙として、そんな読者をどう考えるかは難しいところです。(鳥原)

●圧巻の「八王子車人形」大特集です。この巻頭見開きが、読者をその世界へと引き込むイントロダクションとしての役割を、存分に発揮しています。写真7点のバランスも秀逸です。特にメイン写真は、巧みな技術と明確な意図によって、臨場感あふれる表現に成功しています。
全写真にキャプションがありませんが、ここは敢えて“魅せる”ことに特化し、この後のページで展開される舞台裏紹介へ繋ぐための工夫であると、私は解釈しました。(箭内)

二席

審査員コメント

●迫力のある紙面です。良い意味で、行政の広報紙というイメージと違った感じで新鮮でした。大関の全身を捉えた一面もそうですが、全般的に撮影技術は申し分ありません。感心したのは中面の構成レイアウトで、写真と文字の量の配分などとても適切なバランスでした。ただし惜しい点もあります。稽古シーンだけでは二つの部屋の雰囲気の違いが表現できないことで、ワンカットでも日常的な場面があればもっと良かったのでは、と思いました。それでも全体的には良い紙面に仕上がっています。(鳥原)

●区内2つの相撲部屋をシンメトリックな構成で掲載した、読み応えある特集です。力士の真剣な眼差し、臨場感ある稽古、美味しそうなちゃんこ。それらがバランスよく、効果的に組み込まれています。テキストの豆知識も勉強になりますね。
技術面では、稽古写真11枚中 5枚が斜め撮りだったのが気になりました。斜め撮りは時に効果的ですが、今回の割合は過多に感じました。とはいえ、全体では、適材適所の露出、アングルなどに、被写体に対しての創意工夫が感じられ、好感が持てました。(箭内)

二席

審査員コメント

●地元消防団の頼もしさがよく表現されています。とくに堂々とした男性2人のポートレイトに好感を持ちました。下からあおり気味で元気さと笑顔が強調されています。撮影者と被写体のコミュニケーションが良好なことが分かります。女性の団員と子どもの触れ合い面白く、2枚のイメージのコントラストが紙面を生き生きとしたものにしています。囲みの顔のアップもそれぞれの個性がしっかり出ていて、狙い通りの表現だと思います。
一面の写真がモノクロだっただけにサプライズ感もありますし、全体によく計算されています。新入団員が増えると良いですね。(鳥原)

●「地元が好きだ。だから守りたい」。明快で力強いメッセージですね。ストレートに胸に響いてきます。抜群のキャラクターである仲の良い明るい父子と、優し気な女性隊員。この両者の対比が、見やすいレイアウトと相まって、効果的に表現されています。よくぞこの両者を被写体に選びました。
単に消防団員の活躍を取り上げるだけにとどまらず、プラスαの魅力を盛り込むことに努力と工夫を凝らした、素晴らしい作品だと思います。(箭内)

奨励賞

審査員コメント

●農作業に夢中な子どもたちの表情に視線がひきつけられます。写真と文字のバランスも良いと思います。広角でもっと顔に寄ったり、上下のアングルに工夫をしたりすると全体にもっと動きを表現することができたと思います。でも、全体的には悪くありません。
一方で中面を見ると、一面の写真と似た感じの写真が使われていて、もったいない気がしました。具体的にいえば収穫体験と区民農園の欄での違いが見えないというようなことです。写真はときに言葉よりも人を強く誘導するので、欄の違いが不明確だとメッセージが届きにくくなります。このあたりの工夫を考えてみてください。(鳥原)

●様々な農作物が収穫できる板橋区の特徴を表した表紙です。表情豊かに収穫する子どもたちが可愛らしいですね。ただ、昨年は例年と異なる1年だったので、記事中にあるコロナ禍への言及が表紙にも有れば、と思いました。
技術面では、撮影データが全く無いので評価が難しいのですが、例えばサツマイモ掘りの場面は、もっと近づいてローアングルからストロボ光をあてて撮ると、より臨場感が増したでしょう。撮影データについては、ぜひ各データのプロパティをチェックして頂けたらと思います。(箭内)

奨励賞

審査員コメント

●大胆な写真の使い方が効果的で、制作者の残念な思いと、記憶してほしいというメッセージが強く伝わってきます。ひまわりの花のアップが多いのも画面を強くしています。そしてレイアウトの中央にある端的な言葉が浮かび上って、ドラマティックな視覚的リズムを作っていますね。
それに対して、2カットある入場者の写真は一点に絞り、大きく使うべきかと思います。いイメージを暗く落としたため、コントラストも下がったことが影響しています。花の写真に埋もれてしまっているので、見た感触が失われたのです。暗く落とした結果の予測は、印刷の具合を考えて判断しなければなりません。(鳥原)

●コロナ禍で各地のイベントが中止に追い込まれた2020年。応募作品は「ひまわりフェスティバル」中止の告知。誤って来場する方の“密”を避ける狙いもあったとお察しします。ただ、ここまで写真を暗くしてしまうと、あまりに寂し過ぎる気がします。また、印刷ミスを疑わてしまう可能性も出てきます。
せっかくの清瀬のひまわり。ここはあえてコロナ禍だからこそ、いつもの明るいひまわりを用い、前向きなメッセージを発してもよかったのではないでしょうか。2021年は大輪の花を咲かせることを願っています。(箭内)

奨励賞

審査員コメント

●とても面白いアイデアです。モノクロとカラー、しかも対照的な二枚のイメージを効果的に使っていて視覚効果が発揮されています。しかも、やりすぎていないところがなお良いと思いました。自転車の写真は、カラー原画で見ると道に倒れただけと分かりますが、モノクロに変換するとはっとします。
下段の親子の写真も今どきの人らしくてリアリティがあります。考えてみればこれは難しいシチュエーションで、二人の顔を分かるポーズをとらせつつ、できるだけ顔に影が落ちないようにしなければなりません。補助光の当て方をもう少し工夫できたかもしれません。
とはいえ、全体的にみてとても効果的な第一面になったと思います。(鳥原)

●自転車運転に関する啓発の必要性が叫ばれる昨今、非常に有意義な企画特集だと思います。自転車が倒れたインパクトある写真と、こうならないようにとヘルメットを被せる写真の両方に、読者に強く訴える力があり、明確な制作意図が見てとれます。親子の写真で、晴天下にストロボを使った日中シンクロ撮影を行っている点も好ましいです。
広報として申し分ないメッセージ性を備えた、創意工夫に富んだ秀作です。(箭内)

奨励賞

審査員コメント

●写真単体で見ると、それぞれの切り取り方は適切だと思います。四季折々の風景と、「飾り気のない素の表情」には親しみが湧いてきます。ただし、街中での撮影の為でしょうか、それぞれにトリミングがされてはいるのですが、背景が混雑したイメージになっているのが目立ちます。そしてこのことがレイアウトを難しくしています。
この面積に14枚という枚数は多いように思え、見た目のインパクトが減じ、背景の混雑が目立ってしまっています。もう少し数を絞ってイメージの大きさに、よりメリハリをつけた方が説得力は増すでしょう。(鳥原)

●四季の風景、公園、路地裏、古書店、親子のお散歩、恋人とのデート。何気ない日常がこんなにも尊いものだったとは―。見る者にそんな思いを訴えかけてくる作品です。撮影者にとっても、日常写真の価値の再発見に繋がったのではないでしょうか。明快なコピー、バリエーション豊かな写真、レイアウト、それらがうまく絡み合って、魅力ある紙面を構成しています。(箭内)

Get Acrobat Reader

PDFファイルの表示にはアドビ株式会社のAdobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方はダウンロードしてお使い下さい。

このページに関するお問い合わせ先

広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087