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広報・広聴

平成27年度 写真部門 総評

公開日:平成28年(2016)3月4日更新日:平成28年(2016)3月4日

大石委員

 写真そのものの質に関しては、例年の出品作品よりも圧倒的にレベルの高い作品群でした。写真単体で見ごたえのあるものが増えたのが印象的です。今回はその分、伝えたいイメージが、紙面デザインの兼ね合いとの中で、どの程度うまく表現されているかが、入選作品を選ぶ決め手になったと思います。これから文字と写真の調和という点で、優れた紙面が増えれば、選出に困るほど高レベルなコンクールになるのではないかと、今後への期待を抱かせる内容でした。

 また組み写真というのは、難しくも挑戦し甲斐のある分野です。複数の写真を共存させるために、各写真同士が、お互いを活かしあうような工夫のあるデザインを考える必要があります。個々が打ち消しあい、良さが相殺されてしまったものは、残念ながら組み写真としては成立しえません。

 今回の上位作品は、その点が非常に優れていました。一枚一枚の写真もさることながら、紙面デザインの上手さも相まって、表現意図が語らずともわかるものになっていました。

板橋委員

 年々、出品写真のクォリティが上がってきていますね。カメラの性能が向上していることもありますが、それ以上に「写真で伝える」意識が強くなってきているように感じます。伝える側の思いを写真に込めて、読者に共感していただくために、皆さま大変苦労されたと思います。広報紙で使用する写真は足し算ではなく、引き算で画面構成する必要があります。少しでも多くの情報を伝えたいという思いから、写真の中にいろいろな要素を詰め込んでしまいがちですが、紙面スペースの制約もあるので、可能な限り簡潔に画面を構成する方が読者の共感を得やすくなります。キャプション等、文字情報が無くても一目で思いの伝わる写真を期待しています。

 組み写真は、一枚の写真では伝えにくいテーマを、複数の写真で表現するものです。写真一枚一枚のクォリティも高くなくてはなりません。今回の応募作品では、この趣旨に沿ったものが例年より多くなってきました。しかし、テーマは一つなのですが、写真同士のつながりが薄く、キャプションが無いと伝わりにくい作品もありました。「組み写真」なのですから、写真を見るだけで内容が伝わり、共感していただけるような構成が必要です。行政広報誌は紙面上のスペースも狭く、特集等の掲載も限られているため難しいとは思いますが、工夫次第で良い組み写真が作成できると思います。

このページに関するお問い合わせ先

広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087