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令和4年4月1日より広報・広聴は政策企画局が、都民情報ルームは総務局が担当しています。令和4年4月1日以降の更新情報は政策企画局ホームページ又は総務局ホームページをご確認ください。

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広報・広聴

平成28年度 写真部門 総評

公開日:平成29年(2017)3月23日更新日:平成29年(2017)3月23日

大石委員

 写真そのものの質という点では、今回はレベルの高い作品群だった。もちろん、カメラの性能やプリントアウト技術の発達もあると思うが、一目見て「良い」と思える作品が多くなってきているのは事実である。その一方で、イメージ写真ではなく、行政の広報写真と考えると、多少メッセージ性が欲しいものも少なくなかった。いきなり撮影するのではなく、背景にある撮影意図を前面に出す手法を考えてからシャッターを切る姿勢が求められる。
 レイアウトの面では、写真単体の質が良いほど、紙面での扱いに注意が必要になる。写真の良さを消してしまわないように、慎重に掲載サイズ・レイアウト等を練る必要があるからである。もちろん、そのためには、写真と広報紙を一体のものとして捉える、総合的なデザイン意識が必要なことも忘れてはならない。
 今回審査していてもう一つ気になったことは、毎回上位に食い込む自治体と、そうでない自治体とのレベル差が開き気味なのではないか、ということである。毎回自信作を応募しているのに・・・という担当者の方は、予め行政として発信したいメッセージを整理し、広報紙全体の一部として写真を考えてみると良いと思う。紙面全体と調和した、強力なメッセージ性を持った広報写真の応募を楽しみにしている。

板橋委員

 撮影機器の性能が良くなっていることもあり、年々写真の質が向上しています。1枚1枚コンセプトを決め、その内容を伝えるために撮影位置等、構図にも工夫が見られます。写真としては良くなっているのですが、紙面レイアウトにより、写真の良さが失われてしまっている作品が多く感じられます。限りある掲載スペースを有効に使って、出来る限り写真を大きく、また、写真に被せる文字を可能な限り少なくして元写真の良さを生かしていただきたいと思います。近年被写体に文字カードを持たせて伝えようとする写真も多く見受けられます。アイデアとしては良いのですが、このような「コンテスト」においては文字に頼るのではなく、写真だけの力で伝えることの出来る作品が高く評価される傾向にあります。今後も住民の心に響く写真で、効果的な紙面レイアウトの作品を期待しています。
 組み写真については喜ばしいことに、年々良い作品が増えてきました。しかし、記事、あるいはキャプション等の補足として、複数の写真を掲載しただけの作品が多いことも事実です。写真自体の質は向上しているのですが、「組み写真」は、数枚の写真の構成でメッセージを伝える技法です。レイアウトも大事です。記事、キャプション等は出来るだけ少なくしたいですね。広報誌は「お知らせ」、「告知板」等、文字情報が多くなりがちです。「組み写真」を利用して、効果的に住民にメッセージを伝える紙面を目指して下さい。

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広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087