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都民安全

「子供の危険予測・回避能力を向上させる取組について」とりまとめました! -子供を犯罪被害から守るために-

公開日:令和5年(2023)2月1日更新日:令和5年(2023)2月1日

  東京都では、子供の安全安心を確保するためには、地域での見守り活動とともに子供がみずから危険を回避する力を身に付けることが重要と考え、子供の危険予測・回避能力を向上させる取組を行ってきました。このたび、取組を開始してから10年を経過したことから、外部有識者等の意見を踏まえながら、これまでの取組を検証しその結果をとりまとめましたので、お知らせいたします。

1 子供に対する声掛け・つきまとい等の発生状況

 子供が被害に遭う犯罪は依然発生しており、特に子供に対する声掛け・つきまとい等の発生は、平成27年687件から232件大幅に増加し、平成28年は919件となった。

子供に対する声掛け・つきまとい等の発生状況

2 子供の危険予測・回避能力向上に関するこれまでの取組

(1) 子供の安全対策に関する全国の動き(報告書p1~)

  • 平成13年の大阪教育大学附属池田小学校事件以来、子供の安全対策は「緊急対応期」、「対処的対応期」を経て、現在は「子供の能力向上重点期」に移行
  • 海外の子供の安全確保策の主流や最近の国の動きは、子供の能力向上に重点を置く方向

(2) これまでの都の取組(報告書p3~)

  • 「地域安全マップづくり」や「子供110番の家駆込み体験訓練」を実施
  • 学習効果と区市町村への事業普及に一定の成果
  • 課題としては、特定状況下での対応方法の学習(対処的対応)であるため、様々な危険な場面における普遍的な対応方法の学習には不十分

3 今後の取組について

(1) これからの方向性(報告書p6~)

  • 今後も、子供の危険予測・回避能力向上は、子供の安全確保のための大きな柱であることから、現在の対処的対応の段階から次の段階への移行が必要
  • 今後の取組の方向性は、より子供の能力向上に寄与すると考える、普遍的・体系的な学習プログラムに基づく安全教育の実施を指向することが適当

(2) 取組の具体化への方策(報告書p6~)

  • 取組の具体化への方策としては、「学習プログラム(教材)の作成」と「指導できるスタッフの育成」が重要、また、都内で系統的、統一的な学習が必要

参考

○「地域安全マップづくり」事業

 子供が、実際に地域を歩き、「危険な場所」、「安全な場所」を自ら判断し、その理由を付して地図上に表示する取組です。この取組を通して、子供に危険を予測する能力等を身に付けさせます。

  • 実施期間:平成17~28年度
  • 実施形態:「地域安全マップづくり」指導者講習会、研修会、公開モデル授業
  • 受講対象:小学校教員、町会・自治会役員、防犯ボランティア等
  • 実施回数:18区16市1町  101回開催
  • 参加者数:約7,300人
  • 本取組等により、平成27年度の都内公立小学校での授業実施率は60.5%に達した。

     

都内公立小学校での授業実施率の推移

○「子供110番の家駆込み体験訓練」事業

 子供が、危険な場面に遭遇した際に、実際に子供110番の家に駆込めるよう、保護者、子供110番の家の住民等の協力を得ながら、模擬体験訓練を行うものです。この取組を通して、子供に危険を回避する能力等を身に付けさせます。

  • 実施期間:平成26~28年度
  • 実施形態:小学校、町会・自治会単位で訓練実施
  • 受講対象:小学生、PTA、教員及び「子供110番の家」住民
  • 実施回数:5区3市    8回開催
  • 約950人

 

報告書


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このページに関するお問い合わせ先

生活文化スポーツ局都民安全推進部都民安全課
電話:03-5388-2281