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東京都 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT

みんなで取り組むすみよい豊かなまちづくり 町会つながる!デジタルコンテスト

東京都は、デジタルを活用して地域の活性化に取り組む町会・自治会を応援しています。この度、こうした町会・自治会の活動を募集し、優秀な取り組みに賞を贈呈するコンテストを実施しました。

加入促進を目指した
LINEでの情報発信

上池袋町会(豊島区)

取り組みのきっかけ

 以前は地域に商店街もあり、毎月イベントを実施するなど活発に町会活動を行っていましたが、昨今は新規加入者の減少や高齢化などで、活動を縮小せざるを得なくなっていました。

 そこで、非会員世帯に対し、町会へのイメージや未加入の理由について聞き取りを実施。その結果、活動内容や加入方法が分からないといった意見が多いことが分かりました。町会をより多くの住民に知ってもらうべく、広報部を設置し、ホームページやLINEを使った情報発信をスタートしました。

取り組み内容と成果

 ホームページとLINEを開設する際には、開設記念抽選会やシニア世代向けのスマホ講習会を実施。掲示板や回覧板などでも告知し、認知度の向上に努めました。

 その結果、アクセス件数や登録者数が伸び、7世帯の新規加入につながりました。日ごろの活動が認知されやすくなり、イベント運営スタッフなどの応募も増えています。

 ホームページとLINEに掲載している情報のなかで、特に好評なのがゴミの回収日や分別方法を確認できるゴミ情報と、回覧板を確認できるLINE de 回覧板です。「情報がすぐに届く」「見返せる」といった声が上がっています。

 電子回覧板により紙の回覧板を減らせたことは、役員の業務の軽減にも役立ちました。

今後の展望

 今後は、防災情報の強化を検討していきます。お互いに助け合うことができる環境づくりをLINEの応答メッセージ機能を活用して実施予定です。また、LINEのメモ機能に、事前に住所などを登録しておくことで、万が一の際にはワンタップで広報部や救助隊に救助依頼が届くような流れの構築を予定しています。

 デジタルは手段であって目的とならないよう、地域の活性化に向けて活動内容やツールの選択を検討しながら、より参加しやすい町会を目指します。

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