平成29年度 入選作品 組み写真部(一席・二席)
一席
八王子市 「広報はちおうじ」9月1日号
担当者の声
八王子の夏の風物詩「八王子まつり」。まちに豪華絢爛な山車が走り、威勢のいい掛け声やお囃子が響き渡る。本ページでは、祭の中でのさまざまな「音」が聞こえてくるような、臨場感のある紙面を目指した。
最大の見どころである山車の引き合わせをはじめ、祭人たちのいきいきとした表情にフォーカス。写真の大きさに変化をつけ、ランダム気味に配置するなど、躍動感を感じられるよう工夫をした。
審査員コメント
●昨年度に引き続き「八王子まつり」だが、メリハリのある各場面の写真に加え、上部のパノラマ写真により全体像を想起しやすくなった。バランスの良い紙面に仕上がっているが、視線が集中する「核」の部分が少し弱いか。今後は「八王子まつり」以外の作品もぜひ見てみたい。(大石)
●「八王子まつり」、威勢のいい声が聞こえて来るようです。写真はそれぞれ綺麗に撮影されていますね。紙面上では、リズム良く写真を配置しています。今年はパノラマ写真が使用されていますね。祭りの規模がわかるため、効果的だと思います。しかし、パノラマ写真を入れたため、見開き全体がちんまりしてしまった印象をうけます。パノラマ写真の右側を適度にカットしてメイン写真としても良かったかもしれません。八王子広報の「組み写真」は安定感がありますね。違うテーマにもどんどんチャレンジして下さい。(板橋)
掲載紙面
二席
練馬区 「ねりま区報」1月21日号
担当者の声
消防団の活躍を紹介するとともに、消防団員の募集をする紙面として1面と8面(最終面)の2面構成で記事を作成しました。今回、組み写真で応募をしたのは1面になります。
コンセプトは、「消防団員は、まちを守るヒーロー」。できるだけシンプルにそれを伝えることを意識し、消防団員の日常の姿と、団員としての姿のギャップを撮影し、1面で大きく配置することとしました。
イメージしたのは、特撮ヒーロー(スーパー戦隊)の隊列。被写体全員(5名)を同じ配置で、服装と場所を変えて撮影しました。
上段の写真は、実際の職業で使っている道具や商品を手にしてもらい、日常の姿を分かりやすく表現し、一方、下段では、消防団員として使用する道具を手にして撮影し、日常の姿とのギャップを際立たせ、ヒーローへの変身を視覚的に表現しました。
見出しのデザインも特撮ヒーロー(スーパー戦隊)のタイトルロゴを意識して作成しました。
審査員コメント
●普段は思い思いの格好の区民が、いざというときは消防団として活躍。そんなテーマが一目で伝わってくる。「わかりやすく」かつ「楽しく」伝えるためのアイディアを高く評価したい。(大石)
●「消防団」がテーマ。街を守る大切な存在です。区民全員に認識していただきたいですね。オリジナル写真は綺麗に撮影されています。紙面上では、変身前と変身後を上下に配置して、とてもいいアイデアだと思います。変身前の表情と変身後の表情の違いも効果的ですね。「出動!」のテキストはもっと大きくても良いかも知れません。今後も良い広報誌を期待しています。(板橋)
掲載紙面
福生市 「広報ふっさ」9月15日号
担当者の声
紙面で紹介した窪田氏の作品は、絵画作品であると同時に、地域の歴史を伝える郷土資料として、非常に価値があるものです。
これまで広報紙では、同氏の作品展示などについては記事を掲載してきましたが、本人の人となりを紹介したことがなかったので、企画展に合わせて取材させてもらい、作品の裏にあるストーリー、そしてヴィジュアルを市民と共有したいと思い掲載しました。
審査員コメント
●一般的な「組み写真」の枠からすると変わり種であるが、紙面構成が優れている。地域の歴史を絵で紡ぐ市民を捉えたものとして、雰囲気が上手く演出出来ている。全体的におとなしい印象を受けるため、被写体の表情を捉えると良かったかもしれない。(大石)
●「地域の画家」さんをテーマにしていますね。「一枚写真の部」でも良さそうなメイン写真です。オリジナル写真はそれぞれ綺麗に撮影されていますね。紙面上では、メイン写真の画家さんが半逆光になっていることで、作画中の「絵」の方に視線が行き、適度な緊張感を感じます。デッサン、画具等もアクセントになっていて、全体のレイアウトもいいですね。(板橋)
掲載紙面
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