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令和4年4月1日より広報・広聴は政策企画局が、都民情報ルームは総務局が担当しています。令和4年4月1日以降の更新情報は政策企画局ホームページ又は総務局ホームページをご確認ください。

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広報・広聴

令和3年度 入選作品 広報紙部門

公開日:令和4年(2022)2月16日更新日:令和4年(2022)2月16日

最優秀

杉並区「広報すぎなみ」9月15日号(第2311号)

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審査員コメント

  • 街中で外出する障害者を見かける機会が増え、すでに意識されることなく受け入れられている光景は、障害者支援にかかる法改正や、それに伴う長年の事業拡充等がもたらしたもの。応募作では、個々のガイドヘルパーが、個々の障害者にしっかり向き合い、寄り添いながら取り組む姿が活写され、法や制度に魂を吹き込み、社会全体で少数弱者を包摂していこうという意気込みが感じられた。ガイドヘルパーの役割を適切に伝え、読んだ人に「自分にも何かできないか」と考えさせる構成になっている。(大井)
  • 特集は障害者の移動を支援するガイドヘルパーの二人。社会全体が助け合って成り立っていることを考えるきっかけになる特集です。表紙から続く特集なのでスムーズに読み始められます。この記事により障害者の移動を支援するサービスに対する認知が確実に広がったと思います。表紙や2~3頁の写真はいずれも読者の目をひきます。ガイドヘルパー講座の案内も読みやすい。4頁からの区からのお知らせは罫線や枠を活用して読みやすいレイアウトです。色分けもよい。6頁の交通安全計画案への意見募集は計画の経緯や趣旨が丁寧に掲載されている点は高評価です。ただ、少し難しい言葉が使用されている印象です。目標数値とともに現状や経年変化などもあれば読者の興味をひくかもしれません。ホームページで意見の送信が可能ならば二次元コードもつけたい。8~10頁は見出しも大きく、読者が必要な情報を即座に判断することができます。12頁からも色分けによる情報区分が明確でわかりやすい。(金井)

掲載紙面

一席

千代田区「広報千代田」11月5日号(第1555号)

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審査員コメント

  • 特集記事のテーマは「児童館は冒険島」。 コロナ禍での子育て支援のための特集だが、子どもとその保護者がワクワクして楽しめる「宝島」のような施設として児童館の紹介は楽しく読める。児童館を冒険島に見立てる手法が成功している面白い紙面。写真の多用によって、初めての利用者もイメージ がつきやすいようになっており、まずは足を運んでみたくなるように、という狙いは成功している。(大井)

  • 特集は区内の6つの児童館。児童館がコロナ禍にあっても親子で安心して遊べる場所であることを伝えます。表紙から続く特集はスムーズに読み始められます。子育てマップや遊具の写真とともに利用者の声や先生たちの声が掲載され、子どもを連れて行ってみたいと思う保護者の方も少なくなかったと思います。4頁からのピックアップの記事は政府の「カーボンニュートラル宣言」の直後でもあり、読者の関心を高めるよいタイミングだと思います。また、気候変動の影響については、熱中症や桜の開花時期など身近な例をとりあげて、子どもたちにも理解できる平易な表現は高評価です。色も効果的でうまい視線誘導です。6頁からのインフォメーションそれぞれ見出しも大きく読者の目をひきます。「確定申告・年末調整で必要」など細かな配慮も好印象です。「デザイン変更について」、「ワクチン接種について」など見出しの「ついて」はできるだけ使用しないほうがよいと思います。(金井)

掲載紙面

 

二席 

目黒区「めぐろ区報」9月1日号(第2117号)

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審査員コメント

  • コロナ禍で在宅避難の必要性が高まっていることを受け企画された防災の日特集「おうちで防災キャンプ」が読ませる。在宅避難のポイントを分かりやすく解説するだけでなく、おうちキャンプの要素を取り入れ、モデルとなってもらった区民ファミリーの笑顔が共感を呼ぶ。モデル探しに苦労したというが、それが報われる紙面が出来上がった。(大井)

  • 特集は防災。2〜3頁の“おうちで防災キャンプ”は体験することの大切さを伝える記事になっています。食事、照明、トイレなど実践的な対策が紹介されていて、実際に取り組み、体験を家族で共有した方も少なくないかもしれません。若い世代に防災情報を伝える工夫された切り口であり、読者の行動変容を促すものだと思います。4頁の要配慮者への支援記事では、支援として名簿の作成、行動マニュアルと医療情報キットの配付などを行なっていることをわかりやすく表示したい。少々わかりづらい印象を受けます。動物愛護週間のお知らせとともにペット避難も掲載してはどうでしょうか。6〜7頁の記事は、見出しが大きく、余白が確保され読みやすい。見出しの装飾にもう少し統一感があってもよいかもしれません。8頁からの情報BOXも文字サイズが大きく読みやすい。12頁のめぐろとくとく商品券も多くの読者の目にとまります。(金井)

掲載紙

二席

足立区「あだち広報」10月10日号(第1865号)

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審査員コメント

  • 広報紙企画は「区長と報道広報課担当者がアイデアを出し合う」ことから始まる、とのこと。応募作は広報担当になった新職員への区長のむちゃぶりから始まった。「選挙開票の裏側を特集」。票を運ぶ、数えるなどの開票の基本の作業は、ほとんどの区民は見たことがない。4枚の開票作業に真剣に取り組む職員の4枚の写真、ほぼ「全部お見せします」が非常に面白かった。(大井)

  • 特集は選挙開票の裏側。表紙はストーリー性が感じられる組み写真です。6〜7頁も選挙の裏側を伝えるストーリー仕立ての編集。投票率アップを目的とした特集記事で、目的達成のために何を伝えればよいのか、選挙開票の裏側を伝えるという非常にチャレンジングな企画です。投票用紙がどのように開票されて集計されるのかを初めて知った読者も少なくないと思います。2頁のコロナウイルス感染症の記事では接種率や感染者の発生状況がシンプルなグラフでわかりやすい。4頁からのお知らせは罫線と見出しの装飾により情報区分が明確です。見出し読みも容易だと思います。各記事にある日時や対象を示す■(青色)が見出しよりも強調されていますので、■は少し薄い色でもよいかもしれません。12頁の3つの運動記事は、単なる運動の方法ではなく、歩く、ひねる、伸ばすことがなぜ大切なのかが説明されていて好印象です。(金井)

掲載紙

奨励賞

品川区「広報しながわ」1月11日号(第2191号)

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審査員コメント

  • 中止になった「伝統の技と味/しながわ展」にかわり、「品川区伝統工芸保存会」に 所属する職人に焦点をあて、紙面が企画・作成されているが、読み応えのある紙面に仕上がった。紙面のおおよそ半分のスペースを使い製品の写真を掲載し、読者の目を引くデザインにした1面。技と道具の紹介を簡潔にまとめあげた2・3面。すっきりした配置・デザインは視的な好印象をもたらしている。(大井)
  • 特集は「品川の伝統工芸」。2〜3頁の写真は仕事中の職人さんたちの表情をよくとらえています。文章も簡潔にまとまっていてわかりやすい。レイアウトや写真のカットも工夫が見られます。職人さんのお名前にはふりがな、作品写真にはキャプションをつけてはどうでしょうか。また、表紙の作品写真にも気になる読者がいると思いますので、どこで展示されているか、購入できるのかなどの情報も掲載したい。4〜7頁は子育てピックアップ、Web口座振替受付サービス、出会いの湯の再開、健康ガイド、税のたより(7頁)といった情報区分がすこしわかりづらい印象をうけます。5頁の情報プラザについては、色分けや罫線によって情報区分が明確です。お知らせや催しなどのテーマはもう少し強調してもよいかもしれません。(金井)

掲載紙

奨励賞

中野区「なかの区報」9月20日号(第2074号)

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審査員コメント

  • 「ひとりじゃないよ地域とつながる子育て」は、新型コロナの感染者が急増し自粛が長期化する中で、特に孤立する子育て世帯を勇気づけたいという企画だそうだ。多くの都内の育児サークルや子育て支援団体が活動を休止する中、とりあげられた2団体、特に子育て支援施設「もりのいえ」を運営するZEROキッズに関する記事は大いに読ませる。(大井)

  • 特集は地域とつながる子育て。表紙とつながる特集はスムーズに読み始められます。子育て支援の現場で活動するお二人のコメント、活動の写真、キャプション、参加者の声、二次元コードなど丁寧に作りこまれている記事だと思います。記事を読んで参加してみようと思った保護者の方も少なくないのではないでしょうか。3頁下の区の子育て広場の紹介の二次元コードの説明にも細やかさを感じます。4頁の時系列で表示された区の子育てサポート事業もわかりやすい。新事業についた「NEW」は好印象です。9頁からのinformationは色分けやシンプルな装飾、罫線により、視認性が高い見出しになっています。読者の見出し読みが可能です。記事が詰め込みにならず、記事が慎重に取捨選択されている印象をうけます。紙面全体の統一感があり、罫線、枠、余白がうまく使われ、明るく読みやすい紙面です。(金井)

掲載紙

奨励賞

豊島区「広報としま」特集版5月1日号(第1923号)

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審査員コメント

  • 子ども食堂についての特集は、子ども食堂がコロナ禍により交流の機会が失われている中で、子どもたちが地域の中で安心して過ごせる場であること、誰でも気軽に遊びに来られる場所であること、を過不足なく的確に伝えている。表紙は、食事の楽しさはもちろん、子ども食堂の温かい雰囲気も伝えている。(大井)

  • 特集はこども食堂と民生委員・児童委員の活動。表紙の子どもたちの笑顔は読者の目をひきます。大きな写真はインパクト十分。2~3頁は見せる紙面になっていて読者をひきこみます。3頁の参加者の声とスタッフの声はもう少し強調(大きく)してもよいと思います。また、「子ども食堂の応援団になりませんか」と「フードドライブにご協力ください」の二つの見出しのニュアンスの違いが気になりました。地域社会における子ども食堂の存在意義などを広く伝える部分があってもよいかもしれません。4~5頁は、見出し、リード、小見出し、委員の方のコメントの流れが少しわかりづらいような気がします。小見出し(「コロナ禍で実感 サロン活動の大切さ」、「相談用カードを『心のお守り』に」)の下に、たとえば「コロナ禍での新しいかたちの活動をはじめた民生委員・児童委員のみなさんにお話しを伺いました。」など、簡単なリードで読者に概要を伝えてはどうでしょうか。6頁以降のお知らせは見出しが大きく、各記事に写真やイラストも使われていて読者に伝わります。行政サービスに係る情報が少ない点はある意味特徴的です。(金井)

掲載紙

奨励賞

練馬区「ねりま区報」1月11日号(第1923号)

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審査員コメント

  • 特集はコロナ禍の影響を受けている「伝統工芸」に焦点を当てた企画。慢性的な課題に加え、イベントの中止が相次ぎ苦境に立たされている伝統工芸を、厳しい状況でも、真摯に作品と向き合い続ける職人の思いを、そのままの言葉で伝える記事は読みごたえがある。また制作風景の重厚感ある写真は、見ただけで職人の真摯な思いが伝わってくる。(大井)

  • 特集は練馬の伝統工芸。表紙の写真は読者の目をひきつけます。2~3頁の写真は仕事中の職人のみなさんの表情をうまくとらえています。仕事部屋の様子も伝わります。作品の制作にはどのぐらいの時間がかかるのだろう、作品はどこで購入できるのか、といった疑問をいだいた読者も少なくないと思います。欄外にその答えがありますが、もう少し強調したい。また、ここに紹介されている以外の他の業種の職人の技や作品の購入方法なども紹介してもよかったかもしれません。4頁の「災害に備えよう」は「防火防災診断」をもう少し強調してはどうでしょうか。5頁の区からのお知らせは、シンプルな見出し、装飾、罫線、囲みを用いて視線誘導がなされています。6~8頁はビジュアルをもう少し活用してアクセントをつけてはどうでしょうか。10頁の宿泊施設付きの農園の紹介はコロナ禍のなかで興味をもった方も少なくないと思います。URLとともに二次元コードをつけたい。12頁の農業体験農園は参加者の方の声もぜひ聴いてみたい。(金井)

掲載紙

審査を終えて

審査員のお二人から全体を通じたコメントをいただきました。

  • 作り手側の重視することや意図が紙面に現れます。十分な下準備をしたうえで紙面の作りこみが出来ているか、そして読み手に伝わって何らかのリアクションを促すことができるかが大切です。
  • 最優秀の杉並区の作品は、テーマの立て方もさることながら、NPOで活躍する方も登場するなど新鮮な切り口、「自分でも何かできないか」と思わせる構成に工夫が見られました。上位の作品はどれもすばらしい出来でしたが、杉並区の作品は福祉というよくある題材に新たな気づきを与えてくれた点を評価しました。
  • 第一席の千代田区の作品は、「児童館は宝島」の特集、時機を捉えた「千代田区気候非常事態宣言」の記事といずれも出来栄えがよく、全体としてよい印象を受けました。
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このページに関するお問い合わせ先

広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087