東京都女性活躍推進大賞って?

東京都では、女性の活躍を推進するため、
優れた取組を行っている企業や団体等を「東京都女性活躍推進大賞」として
表彰しています。

個人に合わせた20種類以上の勤務形態!

株式会社ノヴィータ

事業内容

WEBマーケティング支援、コンテンツ企画制作、人材サービス

教えてくれるのはこの人!
藤村咲希子さん
藤村咲希子さん WEB制作のプロジェクトを推進するディレクター。2022年2月からは、ディレクターが所属する部門においてリーダーとして育成にも携わっている。

1年間インターンに参加して、入社前から社内の風土がわかり、さらに自分が働いているイメージも持てたので入社を決めた。

―― 貴社では女性が働きやすい職場づくりを進めていると伺いしました。具体的な取組内容を教えてください。

藤村さん

藤村咲希子さん
弊社では在宅勤務を基本として、一人ひとりに合わせた勤務形態を採用しています。一部の勤務形態においては3ヵ月ごとに内容を見直していて、例えば、「子どもの夏休み期間は育児の負担が大きくなるので、勤務時間を短めに調整する」といった活用の仕方をしています。社員一人ひとりに合わせてフレキシブルに対応しているうちに、いまや勤務形態は20種類以上にもなりました。
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―― 取組を始めた経緯を教えてください。

藤村さん

藤村咲希子さん
2016年1月に現社長の三好(怜子)が出産を経験したことが大きなきっかけでした。育児と仕事の両立にトライすると、さまざまな壁があることがわかったそうです。「ほかの社員には大変な思いをさせたくない」という考えから、働き方を整備するようになりました。
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▲ 全社員が参加するミーティングの様子
―― 藤村さん自身も、取組の効果を感じましたか?

藤村さん

藤村咲希子さん
働き方が整備されたおかげで、仕事のために何かを“諦めなければいけない”というマイナスな気持ちになることが少なくなりました。私自身は現在フルタイムで働いており、今すぐに時短勤務などの制度を活用する予定はありませんが、会社に相談しやすい環境が整っているので安心して働けます。また、同じメンバーと長く仕事ができることもありがたいです。もし勤務形態などの制度が充実していなければ、ライフステージの変わり目で、退職や転職を選ぶメンバーもいたかもしれません。しかし、弊社では働き続けることが当たり前になっているので、プロジェクトをとりまとめていく必要があるディレクターとしても安心感があります。
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―― 貴社では働き方やキャリアをテーマとしたウェブメディア「ラシク(LAXIC)」を運営されています。これはどのようなメディアですか?

藤村さん

藤村咲希子さん
当初はワーキングマザー向けのメディアとして、よりよい働き方を模索する女性の姿を中心に発信していました。ただ、コンテンツを制作していくうちに、社会全体で働き方へのニーズが多様化していることに気づいたんです。そこでラシクもリニューアルして、働くママさんに向けた情報に限らず、より柔軟で自分らしい働き方の価値を提供していくことになりました。
今後は企業向けの情報もさらに強化して、他社の働きやすさも後押ししたいです。参考になる社内外の事例も紹介できればと思っています。性別に関係なく、全員の働き方を考えることで、結果的に女性も働きやすくなるはずです。
―― 藤村さんが仕事で活躍できていると感じるのはどのようなときですか?

藤村さん

藤村咲希子さん
お客様に感謝されたときや、提案を「いいね」と気に入っていただけたときです。日々の積み重ねを振り返ったとき、できることが増えていたり、お客様のお役に立てていたりすると、やりがいを感じます。
―― 藤村さんが描く、今後のプランや目標を教えてください

藤村さん

藤村咲希子さん
昨年の2月からリーダーになり、後輩を育成する機会が増えました。今はまだ「この仕事をやってね」とピンポイントでお願いすることが多いですが、徐々に後輩が取り組む仕事の幅を広げられるよう、伴走の仕方を試行錯誤したいと考えています。自分が新人だったころに取り組んで大変だった仕事については、後輩たちに同じ思いをしてほしくないので、改善案も考えます。私ができることを後輩に伝え、後輩はさらにその下の後輩に教えていくことで、部全体の可能性や機動力を高めたいです。
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Message

これから社会に出る学生のみなさんにメッセージ

私がそうだったのですが、エントリーシートを書いていた頃と、入社したあとは見える世界がまったく違うはずです。華々しく見える仕事も、実際は地道なやりとりの上に成り立っています。
だからこそ、少しずつできることを積み重ねて階段を上っていけば、着実に仕事が上達すると気づきました。就職活動中はとてもいい経験が得られると思います。みなさんもさまざまなことにチャレンジして、気づきを糧にしてほしいです。

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1日に密着!
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