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【コラム】東京2020パラリンピックから1年~大会とその先へ

公開日:令和4年(2022)7月13日更新日:令和4年(2022)7月13日

東京2020パラリンピックから1年~大会とその先へ

あの感動と興奮から1年!
東京2020パラリンピックでも活躍されたパラリンピアンとパラ応援大使にパラリンピックとそのレガシーを振り返ってもらいました。

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東京2020パラリンピック大会1周年を迎えて / 木村敬一(パラ水泳日本代表・東京ガス所属)   

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【木村敬一】1990年生まれ。2歳のときに全盲になる。母の勧めにより、10歳で水泳を始める。東京2020パラリンピック大会では100mバタフライ S11で自身初となる金メダルを獲得、100m平泳ぎ SB11では銀メダルを獲得した。 

 

1.東京2020パラリンピック大会を振り返って
  
私にとって4回目の挑戦となった東京2020パラリンピック大会ですが、これ程までに日本中が注目してくれた大会はなかったと思います。
   無観客という形でしたが、その分多くのメディアに取り上げていただき、またSNSの力も重なり、本当に沢山の方に応援してもらえたと感じています。
   選手として何よりの幸せを実感しています。

2.大会のレガシーについて感じたこと

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   特に、子供たちからの応援を日々感じています。6月にポルトガルで開催された世界大会から帰国して入国ゲートに並んでいたところ、前に並んでいた方から「どちらで試合だったのですか?」と聞かれ、すかさずお子さんが「ポルトガルだよ。この人が木村敬一さんというんだよ」と、紹介してくれました。それだけ、認知度が上がってきているという表れだと思いました。

                                           

3.パラスポーツの魅力
   パラスポーツには、選手たちの工夫が詰まっています。パフォーマンスを上げるために、自らの身体を研究し、残存する機能を最大限にいかせるよう努力をしています。誰一人として同じ身体はないので、それぞれがオーダーメードで作り上げることになります。そこには、人類としての無限の可能性を感じますし、それこそがパラスポーツの 魅力だと思っています。

   8月24日で東京2020パラリンピック大会から1年が経ちますが、選手たちの工夫は今も続いています。東京2020大会から、さらに進化したパフォーマンスに、これからも注目して欲しいと思います。同日には、東京2020大会1周年の記念イベントが開催されるので、こちらも楽しみにしています。

 

東京2020大会1周年を迎えて / 猪狩ともか(パラ応援大使)

 
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【猪狩ともか】アイドルグループ「仮面女子」のメンバー。1991年生まれ。2018年4月、強風で倒れてきた看板の下敷きになり、緊急手術を受けたが脊髄損傷を負い、以後、下半身不随に。絶対安静の状態からリハビリを経て、18年8月、車椅子に乗りながらアイドルとして復帰を果たす。    
 

1.東京2020大会を振り返って
   こんにちは。パラ応援大使の猪狩ともかです。
   東京2020大会から1年が経ち、今振り返っても大会を開催できたことの喜びを感じます。

 皆さんは東京2020大会で印象に残っている場面はありますか?
   私は車いすラグビー準決勝で、イギリスに敗れた時の選手の皆さんの涙が忘れられません。テレビの前で応援していましたが、私も一緒に涙しました。
   東京2020大会で初めてパラリンピック競技を観戦し、楽しさを知った人も多いのではないでしょうか。そんな皆さんと一緒に、パリ大会も応援できたら嬉しいです。

 

2.大会のレガシーについて感じたこと

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   2020大会が日本で開催されることが決まり、日本では様々な場所でバリアフリー化が進んだことと思います。中でも私がとても助かっているのが、都営地下鉄線のホーム改修です。電車に乗る際、ほとんどの路線では駅員さんにスロープを出してもらい、電車の乗降をします。

  しかし都営地下鉄線では一部分、ホームと車両の間にできる段差と隙間が縮小されています。そのことにより車椅子に乗っている私も一人で乗降することができます。

   ホームと電車の隙間や段差を解消することで、車椅子ユーザーだけでなくベビーカーを押している親御さんや小さいなお子さんも安心して利用することができるので、このような路線が増えてほしいです。

                                           

3.パラスポーツの魅力
   東京2020大会が終わってからも、このようなバリアフリー化がどんどん進むことを願っています。
   そして大会後も皆さんがパラスポーツへの関心を持ってくださると嬉しく思います。私もパラスポーツイベントに積極的に参加したいです。
   これからも一緒にパラスポーツを応援しましょう!

 

TOKYOパラスポーツ月間 みんなでつくる、インクルーシブシティ東京

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   東京2020パラリンピックを開催した8月、9月を「TOKYOパラスポーツ月間」とし、都内各所でさまざまなパラスポーツの取り組みを実施します。

   詳細はこちらをご覧ください。

 

このページに関するお問い合わせ先

スポーツ総合推進部  パラスポーツ課 
03-5388-2496