パスポート写真の規格と見本
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パスポートは、海外渡航にあたり、自分自身を証明する唯一の国際的な身分証明書であり、大変重要なものです。また、渡航する国によっては、出入国審査等において、パスポートに内蔵されているICチップの画像と、そのパスポートを提示した人物の顔を電子機器等で照合することもあります。
提出された写真がパスポートに転写されますので、規格にあった写真を提出していただくようお願いいたします。
規格
- カラーでも白黒でも可(人定事項は白黒で印刷されます。)
- 本人のみが撮影されたもの
- 提出の6か月以内に撮影されたもの(現在の容貌と著しく異なる場合には、撮り直しをお願いすることがあります。)
- 縁なしでパスポート写真の規格と見本例の各寸法を満たしたもの(顔の寸法は頭頂からあごまで32mm~36mm)
- 無帽で正面を向いたもの
- 背景や影がないもの(頭髪の色と背景が同系色で輪郭が見分けにくい場合には、撮り直しをお願いすることがあります。)
- デジタル写真の場合、ドット(網上の点)やジャギー(階段状のギザギザ)、インクのにじみなどがみられるもの、画像処理を施したものは不適当です。写真専用紙を使用し、鮮明な画質で印刷してください。
- 宗教上の理由で、頭部を覆っている写真を提出するときには、その理由を記した事情説明書のほかに、宗教上の根拠、当該宗教と申請者との関係を示す文書等の提出が必要になる場合があります。
- 申請書への写真の貼り付けは、パスポートセンターの担当者が行います。撮影した写真は申請書に貼らずにご持参ください。ただし、写真を貼り付け済みのときは、はがさずそのままご持参ください。
詳細については「旅券用提出写真についてのお知らせ」(PDF)をご覧ください。
不適当な写真例
- ×写真の規格が指定の各寸法を満たしていないもの
- ×顔が横向きのもの
- ×顔が左右に傾いているもの
- ×サングラスやマスクにより人物を特定できないもの
- ×幅の広いヘアバンド等により頭部が隠れているもの
- ×照明の反射等により顔面の白色が強いもの
- ×キズのあるもの
- ×イス等背景があるもの
- ×眼鏡のフレームや照明の反射が目にかかっているもの
- ×眼鏡のフレームが非常に太く目や顔を覆う面積の大きいもの
- ×平常の顔貌と著しく異なるもの(極端に笑っている等)
- ×前髪が長すぎて目元が見えないもの
- ×カラーコンタクトや瞳が大きく見えるコンタクト等を使用し、目の色や大きさが実際と異なるもの
- ×スマートフォン、デジタルカメラ等で左右反転したもの
- 画像加工や画像処理を施したもの(目や鼻、顔の輪郭等)
不適当な写真の場合は、撮り直しをお願いすることがあります。
注意事項
- 現在の顔貌と著しく異なる場合には、撮り直しをお願いすることがあります。
- 頭髪の色と背景が同系色で輪郭が見分けにくい場合には、撮り直しをお願いすることがあります。
- 乳幼児の写真の撮り方
首のすわらない乳児の場合に、写真の撮り方としては、乳児を白い布や布団の上に上向きで寝かせて上から撮る、抱いて撮るなどの方法があります。その際、乳児が正面を向いていなかったり、背景に抱いている方の服や顔、身体の一部などが写ってしまったりした場合には、撮り直しをお願いすることもあります。抱いている方が写らないようにする方法としては、白い布をかぶって乳児を抱くなどの方法があります。
乳幼児が丸顔のため、顔の縦の長さを写真規格の最小である32ミリメートルとしても写真の横幅内に顔全体が収まらない場合には、縦方向が32ミリメートルに満たなくても、耳を含めた顔全体を写真に収めるようにしてください。 - カラーコンタクトや瞳が大きく見えるコンタクトについて
出入国審査等における本人確認の際、瞳の色や大きさは重要な識別ポイントになります。このため、パスポートの写真がカラーコンタクト又は瞳の輪郭を強調するもの(色なしのコンタクトレンズの縁に黒や茶のラインをいれたもの)を装着している場合、出入国の際に不利益を被る可能性がありますので、撮り直しをお願いしています。
記事ID:112-001-20241226-012471