経常費補助とは
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経常費補助とは
経常費とは、私立学校を運営していくために必要な人件費や教材費等のことです。この経常費を補助することにより、保護者の負担軽減、教育条件の維持向上や学校経営の健全性向上が図られており、私立学校にとっては、非常に大切な補助金です。
経常費補助のしくみ
東京都では、経常費補助を算定するにあたり、標準的運営費方式という制度を導入しています。これは、公立学校の運営にかかる経費をもとにして、各私立学校の運営に必要な経費を算出し、この経費の2分の1を補助しようというものです。
算出された予算額をもとに、生徒数や教職員数に応じて補助する一般補助と、学校の特別な取組に応じて補助する特別補助に分けて補助金額を算定します。
特別補助の例
授業料減免補助(高等学校・中学校・小学校・幼稚園)
学校が、家計状況が苦しい生徒等に対して授業料等を減免(支給)した場合、その一部を補助するものです。減免理由によって補助率が異なり、以下のとおり算定します。
減免(支給)額×補助率
(補助率:家計状況2/3、家計状況の急変4/5)
- 各学校の授業料減免制度については、在学する学校へお問い合わせください。
帰国子女等の受入れ(高等学校・中学校・小学校)
学校が、保護者の海外赴任等により海外に在住していた帰国子女等を受入れた場合、以下のとおり算定し、補助します。
補助単価×受入れた人数
(参考)令和元年度補助単価 9万円
保育体験の受入れ(幼稚園)
園が、都内の高校生又は中学生の保育体験学習を受入れている場合、定額を補助します。
(参考)令和元年度補助単価 12万円
記事ID:112-001-20241226-012846