テレビゲームの青少年に対する販売自主規制について
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平成18年5月31日より、テレビゲームソフトの一部が業界により販売規制がなされました。
レーティング、ペアコントロールとは
(1)レーティング
家庭用ゲームソフトのパッケージには、上記のような表示がなされています。これは、年齢区分マークと言って、家庭用テレビゲームソフトに含まれる表現、内容により、そのソフトの対象年齢を表示したものです。これをレーティングと言います。
このマークは、NPO法人 コンピュータ エンターテインメント レーティング機構(CERO(セロ))が、家庭用ゲームソフトの映像をチェックし、ゲームソフトに含まれる表現の度合いによって表示しているものです。
テレビゲームと子供に関する協議会合意事項概要
CEROの対応
CEROは、審査基準を改正し、上記のマークのようにレーティングの年齢区分を変更する。
CESAの対応
社団法人 コンピュータ エンターテインメント協会(CESA(セサ))は、CEROが「18才以上のみ対象(Z区分)」と区分したものについて、18歳未満販売禁止として取り扱う。
ソフトメーカーの対応
ソフトメーカーは、「18才以上のみ対象(Z区分)」ソフトについて、「18才未満へ販売しない」旨をゲームソフトパッケージに表示することとした。
販売店の対応
販売店は、「18才以上のみ対象(Z区分)」ソフトを区分陳列し、販売時の年齢確認を行い、青少年への販売をしない。
18歳未満の青少年が、店頭などで、「18才以上のみ対象(Z区分)」ソフトを購入しようとしても、販売店はそのゲームソフトを販売いたしません。
なお、ゲームソフト購入時に年齢確認を求められることがあります。皆様のご理解とご協力を東京都からもお願いいたします。
また、CEROは子供たちのために、その年齢に見合ったと考える区分を他に「全年齢(A区分)」、「12才以上(B区分)」、「15才以上(C区分)」、「17才以上(D区分)」と4つの区分に分けています。ゲームソフトをご購入する際に、これらの年齢区分表示を確認されるとよいでしょう。
(2)ペアレンタルコントロール
家庭用ゲーム機の中には、CEROの定める年齢区分に基づき、「ペアレンタルコントロール」機能を搭載しているものもあります。これは、CEROのレーティングに基づいて、子供がプレイできるゲームの種類を保護者(ペアレント)等が制限(コントロール)できる 機能です。 保護者等が、任意に定めるパスワードと対象年齢を入力すると、その設定対象年齢を上回るゲームは、子供がプレイすることはできません。
例えば、15才のお子さまがいて、その年齢区分(15才以上対象(C区分))を選択すると、「17才以上(D区分)」、「18才以上のみ対象(Z区分)」のソフトで遊ぼうと思っても、ゲーム機は保護者が定めたパスワードを入力しない限り作動しません。
これが、ペアレンタルコントロールです。
最近の家庭用テレビゲーム機には、このような子供のための機能があります。保護者の皆様も、このような機能をご承知いただき、ご家庭でテレビゲームと子供との付き合い方について考えてみられてはいかがでしょうか。