世界陸上・デフリンピックに向けた文化プログラム
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世界陸上・デフリンピックに向けた文化プログラムについて
世界陸上・デフリンピックが開催される2025年に向けて、東京2020大会の文化プログラムのレガシーを継承・発展させた新たな取組として、3つのアートプロジェクトを展開すると共に、芸術文化へのアクセシビリティ向上に取り組みます。東京の持つ芸術文化の魅力発信や共生社会の実現に向けた歩みを進めるとともに、両大会を盛り上げます。
3つのアートプロジェクト(TOKYO FORWARD2025 文化プログラム)
多様な参加者とつどい・つながり・つくりあげる3つのアートプロジェクト「TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム」を展開します。
TOKYO わっしょい
世界陸上の開幕に合わせ、都内各地の祭りや芸能団体など23団体が、伝統的な祭りや地域振興としての祭り、伝統芸能など、東京で親しまれている様々な祭りの見どころを凝縮したパフォーマンスを披露。3日間を通じて、東京の祭りの独自性と多様性、そして世界に誇る江戸文化の素晴らしさを発信しました。
会期:2025年9月12日(金)~14日(日)
会場:行幸通り
ろう者と聴者が遭遇する舞台作品「黙るな 動け 呼吸しろ」
ろう者にとってのオンガク、聴者にとっての音楽を探究し、言葉や文化が異なる両者が創作の場で遭遇する、日本手話と日本語によるオリジナルストーリーで上演される日本初の舞台作品。ろう者と聴者が様々なテーマでの議論を重ね協働制作を進めるなかで、互いに感じる気づきや発見などの人間模様も追い、公式ホームページやSNSで順次発信します。
会期:2025年11月29日(土)
会場:東京文化会館 大ホール
TRAIN TRAIN TRAIN
東京2020パラリンピック開会式のレガシーを受け継ぐ新作公演。東京2020パラリンピック開会式のスタッフ・キャストが集い、多様な個性が共に生きる社会への想いを舞台化します。
会期:11月26日(水)~30日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
芸術文化へのアクセシビリティ向上
下記の取組を通して、誰もが芸術文化を楽しめる環境整備を進めています。
都立文化施設や都の文化事業の環境整備
都立文化施設や都の文化事業において公演などの鑑賞を支援するツールの導入や、情報保障付きプログラムの拡充などを推進します。
東京芸術文化鑑賞サポート助成
芸術文化事業を実施する民間団体等によるアクセシビリティ向上の取組に対し150万円を上限に対象経費を全額助成します。東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」と連携し、鑑賞サポート講座や専門家による相談体制を提供します。
オールウェルカムTOKYO ※令和7年度新規
芸術文化を中心に、アクセシビリティ向上に取り組む都内美術館・博物館・芸術文化団体等とともに、障害の有無や、言語・文化の違いを超えて、もっとだれもが楽しめる東京を目指すキャンペーンです。世界陸上・デフリンピック両大会期間を含む9月から12月の期間、芸術文化を中心に、都内の様々なフィールドで鑑賞サポート等に取組、一体的に発信してまいります。
芸術文化分野の手話通訳研修プログラム
文化施設や文化事業における情報アクセシビリティを保障し、聴覚障害のある方やろうの方が芸術文化にアクセスしやすく、そして楽しんでいただくことをめざして、芸術文化分野で手話通訳を担える通訳技術の習得を目的とした実践的なトレーニングプログラムを開設します。