旧小笠原邸 借受者の選定について

更新日

東京都生活文化スポーツ局では、旧小笠原邸の建物を都民の貴重な文化資産として後世に伝えるために、歴史的建造物にふさわしい維持管理及び活用事業の実施を条件に、令和5年度以降の借受者の公募を行ってまいりました。
この度、旧小笠原邸借受者審査委員会による審査を終え、以下のとおり借受者を選定いたしました。

選定された応募者

東京都渋谷区神宮前五丁目8番8号
インターナショナル青和株式会社
代表取締役 竹内 秀夫

貸付期間

令和5年4月1日から令和15年3月31日まで(10年間、定期建物賃貸借)

提案事業

レストラン、カフェ、ウェディング、小笠原流教室、旧小笠原邸資料室

審査の経過

(1)応募者総数

10者(内1者辞退)

(2)審査基準及び配点

ア 事業主体(配点:15点)

  • 経営基盤が安定しているか 等

イ 事業の安定性・継続性(配点:35点)

  • 収支計画が妥当であるか
  • 事業内容に必要な運営体制が提案されているか
  • 歴史的建造物に適した維持管理計画が提案されているか 等

ウ 事業内容(配点:35点)

  • 事業内容が募集要項の内容や建物及び地域の特性に適しているか
  • 魅力的な事業内容が提案されているか
  • 都民への公開の措置が提案されているか
  • 環境・リサイクルに配慮したエコ活動の実施等が提案されているか
  • 建造物保全に資する建物修復計画が提案されているか 等

エ 賃料(配点:15点)

  • 提案された賃料が、都への貢献度が高いものであるか

(3)一次審査

ア 審査委員

イ 審査結果

応募書類(事業計画書等)に基づき、応募者10者について、上記(2)の審査基準に従って採点を行いました。その結果、合計得点の上位3者を一次審査通過者として選定しました。

(4)二次審査

ア 審査委員

上記(3)ア審査委員のとおり

イ 審査結果

一次審査通過者3者によるプレゼンテーション及びヒアリングを実施し、これに基づき、上記(2)の審査基準に従って採点を行いました。その結果、合計得点が最も高い事業者を借受者として選定しました。

順位 二次審査対象者名 得点 備考
1位 インターナショナル青和株式会社 84.0点 借受者として選定
2位 株式会社BP 75.8点  
3位 アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社 59.7点  

1位の事業者が特に評価された点

  • 歴史的建造物の保存活用について、建物の特徴や意義を踏まえた実効性が高い計画と、それを実現する適切な維持管理体制を具体的に提案している。
  • スパニッシュ様式の建物に合わせたスペイン文化を伝えるレストラン事業、小笠原家との協力体制による礼法教室など、旧小笠原邸ならではの歴史と魅力を十分に活かし発信できる具体的な企画を提案している。
  • 都民への公開事業は、旧小笠原邸資料室の設置や庭園の全日無料公開など、建物の歴史や建築当時の文化を学べる事業を手法まで含めて提案している。

選定の経過

日程 事項
令和4年6月23日 募集要項等の公表
令和4年7月4日 現地見学会参加申込(申込:45者)
令和4年7月8日 現地見学会の実施(参加:40者)
令和4年7月18日~
令和4年7月22日
公募に関する質問受付(188件)
令和4年8月5日 公募に関する質問への回答(188件)
令和4年8月26日 応募書類受付(応募:10者※)
令和4年9月26日 旧小笠原邸借受者審査(一次審査)
令和4年10月24日 旧小笠原邸借受者審査(二次審査)
  • 一次審査後1者辞退

参考資料

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記事ID:112-001-20241226-013060