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文化振興

第4回 東京都の文化施策を語る会

公開日:平成25年(2013)1月15日更新日:平成25年(2013)1月15日

会議開催状況

日時

平成17年6月27日(月) 13:30~15:30

場所

東京都庁第一本庁舎25階会議室

出席者

福原座長・今村委員・岡本委員・太下専門委員・小山登美夫ゲスト委員(ギャラリスト)・東京都事務局

テーマ

新進アーティストの育成・支援 他

主な発言[欠席委員からのコメントを含む]

(1)新進アーティストの育成・支援

  • 新進若手アーティストの支援として、発掘や発表の機会の提供だけでなく、マーケットを視野に入れた支援のあり方がある。欧米の美術館では、チーフキュレーターが良いと思った作品を購入することができるが、日本では、収蔵委員会等で選定するなど制約がある。
  • 若手のアーティストをどう育成し、マーケットに出していくかは課題。日本では、ジャッジメントのシステムがなく、若手の作品を見たくても、そういう場所がないのが現実。トーキョーワンダーサイトでは、国際的機関と連携しながら、経験を積んでいるところである。
  • アメリカではキュレーターが若手の作品をコレクターに買わせて、その一部を寄付させるなど、うまく連携が取れている。
  • 民間劇場への支援があるように民間ギャラリーへの支援があってもいい。また、場だけでなく、アートNPOなどの機関への支援も有効である。
  • 都内の美術系大学などと連携し、学生を起用したワークショップなどを実施する。都は、美術館や公園などの空間を提供する。
  • アーティスト・イン・レジデンス事業であれば、大学の設備や人材・資料を活用することもできる。
  • たとえば、東京芸術劇場で若手の演出家を3年程度の「契約アーティスト」として採用し、作品制作を委嘱するなどの方法もある。

(2)映像制作活動の支援の方向性

  • 中国、韓国では、戦略的に映画だけでなくDVDのコンテンツなど、国策で取り組んでいる。産業振興、人材育成に踏み込んで、映像でも方向性を見出せないか。
  • 大学を含めて人材育成が大事。特にアジアに重点を置くことで、国との役割分担が明確となる。
  • 観光や産業との連携は、早期に対応しないと東京の地盤沈下になる。
  • 国立近代美術館フィルムセンターでは、映画フィルムの保存をしている。東京都写真美術館には保存設備がなく、写真作家は危機感をもっている。
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