第9回 東京都の文化施策を語る会
公開日:平成25年(2013)1月15日更新日:平成25年(2013)1月15日
会議開催状況
日時
平成17年11月29日(火) 10:00~12:00
場所
東京都庁第一本庁舎25階会議室
出席者
福原座長・今村委員・岡本委員・太下専門委員・後藤和子ゲスト委員(埼玉大学経済学部教授)・東京都事務局
テーマ
文化振興を推進する体制等
主な発言
- 文化政策の原則、目標、対象とする範囲などをまず明確にして、どのような推進体制が必要なのかというように考えた方が合理的。
- アームス・レングスの原則を達成するために確立したのがアーツ・カウンシルであり、イギリスでは1946年にケインズの提唱によって創設されている。オランダでも50年代に創設され、国レベルだけではなくて、アルステルダムやロッテルダムにもアーツ・カウンシルがある。任期のある委員の他、職員や芸術文化の専門員で構成されている。
- 鑑賞型を契機として、支援をする楽しさに導くプロセスがあってもいい。サッカーのサポーターは、支援する楽しさを感じている。クリエイターとしては無理としても、サポートしたりマネジメントとする側に関わりたいという人がたくさんいると思う。芸術文化を支援する楽しさをうまく取り込むことも必要。
- 助成は、何らかの目的と年限も決めて、その目的が達成したら、終わるという形にするなど、予算が固定化しない配慮も必要。