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準暴力団等について

公開日:令和5年(2023)11月1日更新日:令和5年(2023)11月1日

準暴力団等について

犯罪集団に関わるな

 準暴力団とは

 暴走族の元構成員等を中心とする集団に属する者が、繁華街・歓楽街において、集団的又は常習的に暴行、傷害等の事件を起こしている例がみられます。こうした集団の中には、暴力団のような明確な組織構造は有しないが、暴力団等の犯罪組織との密接な関係がうかがわれるものも存在しています。

 このような集団は、暴力団に準ずる集団として「準暴力団」と位置付けられています。

匿名・流動型犯罪グループとは

 準暴力団以外に、SNSや求人サイト等を利用して実行犯を募集する手口により、特殊詐欺等を広域的に敢行する集団がいます。これらの集団は、SNSを通じるなどした緩やかな結び付きで離合集散を繰り返すなど、そのつながりが流動的であり、また、匿名性の高い通信手段を活用しながら役割を細分化したりするなど、その活動実態を匿名化・秘匿化する状況がみられます。

 準暴力団を含む、このような犯罪集団を「匿名・流動型犯罪グループ」と位置付けています。

暴力団との違い

暴力団と何が違うのか

【暴力団】

  • ■暴力団対策法や暴力団排除条例により、規制できる。
  • ■代表者を頂点としてピラミッド型の組織構造を有しており、絶対的な上下関係がある。
  • ■暴力団特有の掟がある。

【準暴力団等(=匿名・流動型犯罪グループ)】

  • ■暴力団対策法や暴力団排除条例などの法律の規制対象外
  • ■犯罪ごとに離合集散を繰り返すなど、明確な組織構造を有しておらず、実態が分かりづらい。
  • ■暴力団特有の掟等に縛られず、若者が加入する敷居が低いが、一度関わってしまうと逮捕されるまで利用される。

【暴力団と準暴力団等との関係】

 準暴力団等の犯罪集団の中には、資金の一部を暴力団に上納するものや、暴力団構成員が準暴力団等と共謀して犯罪を行うこともあります。

最近の傾向、よくある手口

  • ■特殊詐欺(受け子、出し子、架け子)
  • ■リフォームの悪質な勧誘
  • ■ヤミ金融
  • ■銀行口座の売買

 上記のような、あなたの身近な犯罪の背後には、実はこういった準暴力団等の犯罪集団が潜んでいます。
 こういった犯罪に手を染めてしまうと、このような集団と関わってしまうこととなり、最終的には、逮捕されるまで利用され続けてしまいます。

 また逆に、こういった集団に関わってしまったことがきっかけで、犯罪に手を染めてしまった、というケースも少なくありません。
 特に青少年たちは、友人関係や地元の先輩・後輩などの繋がりにより、準暴力団に加入させられる、あるいは犯罪に加担させられる危険性が高い、と懸念されています。

 自分自身を守るためにも
・身近な犯罪の背後には、準暴力団等の犯罪集団が存在している
・準暴力団等の犯罪集団に関わってしまうことで、犯罪にも加担させられてしまう
ということを忘れないでください。

関わってしまった少年達の声

準暴

ここからは、実際に準暴力団等の犯罪集団と関わり、警察に逮捕された少年達の声を紹介します。

  • ・1回だけなら大丈夫だろう、と思い手を出してしまったが、その後もグループから脅されて抜け出せなかった。
  • ・詐欺だとわかった時には、自分の個人情報を送ってしまい、相手から脅された後だったので、やるしかなかった。
  • ・「今後も犯行グループからしつこく誘われるのではないか」「家族に影響が及ばないか」と思うと不安で仕方ない。
  • ・「受け子」などの紹介をしてくるヤツは「お前が一番かわいい後輩」「お前しかいない」「稼げる」「本当は教えたくないけど、お前だから紹介してやる」など、言葉巧みに持ち上げてくるが、裏ではパシリにしか思われていないのが現実。

関わってしまったきっかけ

 準暴力団等と関わってしまい、犯罪行為に加担するまでの流れには、いくつかのパターンが存在しますが、ここでは基本的なパターンの代表例を紹介します。
 最も多くみられる基本的なパターンとして

  1. 自らSNSで「高額報酬」等を検索・応募
  2. 犯行グループから連絡が入り、以降、匿名性の高いアプリでやり取りをするよう指示される
  3. 犯行グループに言われるがまま、個人情報を送信
  4. 犯行行為への加担を拒否すると、個人情報を基に脅迫される

という流れになります。

 この他にも、先輩・知人に誘われ(紹介され)たり、借金をして返済が厳しくなった時に、返済する代わりとして加担させられてしまうパターンも多いです。
 最初は、荷物を運ぶ、自分のキャッシュカードを渡す(口座を渡す)、携帯電話の名義を貸すなど、一見するとリスクが低そうな犯罪行為をしてしまうことで、その行為を基に相手に脅され、より危険な犯罪に加担させられる、というケースも見受けられます。

脅し

脅された実例

 次は実際にどのようにして脅されたのか、先ほどの少年達の声から紹介をします。

  • ・詐欺だと気付き「辞めたい」と言ったら「家族全員殺すぞ」などと脅された。
  • ・2回目の「仕事」を断ったら「この前の荷物は、老人から騙し取ったお金だ。お前はもう詐欺に加担した。顔写真や住所を知ってるので逃げられない」と脅された。
  • ・「受け子」の仕事とわかったが、犯行グループから「逃げたらこうなるよ」と男が殴られてる動画が送信されてきて怖くなった。

 このようにならないためにも、犯罪行為の裏には準暴力団等の犯罪集団が存在していることなど、仕組みや実態を正しく理解し

  • ★こういった犯罪行為や犯罪集団には関わらないこと
  • ★関わってしまった場合、更なる重大犯罪へ加担させられる前に、勇気をもって警察へと相談すること

が何よりも大切です。

※このページは、警察庁「犯罪実行者募集の実態(令和5年7月)」を参考に作成しています。

失敗事例

失敗事例失敗事例1失敗事例2失敗事例3失敗事例4相談先みまもりぃぬ

警視庁暴力ホットライン(警視庁組織犯罪対策部暴力団対策課)
03‐3580‐2222
24時間対応

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0120‐893-240
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