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青少年たちへ 〜もしも暴力団が近づいてきたら〜

公開日:令和5年(2023)11月1日更新日:令和5年(2023)11月1日
暴力団ってカッコいい暴力団って楽して沢山お金を稼げそう...そんな甘い考えでした

 

クイズ◯×答えてみよう

 

暴力団になると・・・

毎日の生活

毎日の生活

 事務所当番になると、組事務所で寝泊まりをして電話番や掃除などをやらなければなりません。
 そして電話番をしていない時間は昼夜にかかわらず、親分や兄貴分の呼び出しがあるので、プライベートな時間はごく僅か ( わずか ) しかありません。
 また暴力団の世界は完全な縦社会の為、理不尽で無理難題な命令に従わないといけません。
 暴力団の世界には独特の「おきて ) 」があり、それに従わない者には様々な「制裁」が待っています。

 その中でも、肉体的制裁にあたる暴力は手加減ありません。
 ましてや生命を脅かす事も( いと ) わないのです。
 組員は人の命よりも組の「掟」の方が絶対だからです。

 または、自身が暴力を加える加害者側に立つ時もあります。
 そんな場面で、もし自身が手加減してしまえば、すぐに標的が自身に向いてしまいます。

 さらに、暴力団同士の対立抗争が起きた場合、自身が対立組織から狙われ命を落とすことになったり、逆に相手に危害を加えて長期間服役することになったときに、本当に悲しむのは、あなたの親や妻子です。

 暴力団に入ると暴力で支配された殺伐とした世界に身を置くことになります。

毎月々、組へ上納金(会費)を支払います

毎月々、組へ上納金(会費)を支払います

 組員になると、給料をもらえないばかりか、その組の看板を掲げる為の上納金を支払わなくてはいけません。
 暴力団員は、親分や兄貴分に呼び出された時に、すぐ動けるようにしなくてはいけないので、時間が決められている職に就くことは大変難しいです。

 そのため、暴力団員は

  • みかじめ料
  • 用心棒代
  • リース料

など、飲食店等にその場所で店を開く為の代金と偽り請求したり、おしぼりや観葉植物のリース料として法外な値段を請求します。

 また、

  • 民事介入暴力
  • 企業対象暴力

など、民事紛争や企業活動に介入し、威力を用いて金品を要求します。

 さらには、

  • 特殊詐欺
  • 恐喝
  • 違法薬物の販売
  • 闇カジノ
  • 裏スロット屋や違法風俗店を経営

など、犯罪でしかお金を手にする事ができなくなります。

組員は減少傾向にある

組員は減少傾向にある

 年々、暴力団組員の数は減少しています。

 その背景には、官民一体となった社会からの暴力団排除活動や、暴力団の存在を許さないという、気運の高まりにより、暴力団の活動を制限し、資金を困窮させ封じ込めたからです。
 また、暴力団排除条例等、法律に基づく警察の取り締まりを受けて暴力団員には様々な制約が試されています。

離脱しようとしても

 実際に暴力団から離脱を考えている人も多くいますが、「辞めます」「わかりました」と簡単に暴力団を辞める事はできません

 親分と盃を交わし暴力団員になると、辞めようと思ってもなかなか辞めさせてもらえません。逃げ出しても、執拗に追跡され、集団的なリンチや指詰めの制裁を受けます。家族や親兄弟にも昼夜を問わず電話で、あるいは自宅に押しかけて所在を聞くなどして攻め立てます。また、脱退したいと申し出ても、脱退費用として常識では支払いきれないほどの多額の金銭を要求されるのです。

 また、「入れ墨を入れると箔(ハク)が付く。」と言われて入れ墨を彫らせることも、暴力団からの脱退を困難にさせる一つの手段であると言われています。

 このように、自分の意志では暴力団をなかなか辞められないのが実情です。ですから、暴力団には絶対に加入してはならないのです。

自分自身を強く持ちましょう

自分自身を強く持ちましょう

 家庭環境が複雑であったり、周囲との人間関係がうまくいかなったりと、全てに憤りを感じる事もあります。
 本来、家族や友人と築いていく「絆」で結ばれている人がいる一方、そうではない環境で過ごしている人もいます。
 そのような時に、同じ境遇の人と一緒にいる事は、大変居心地もよく、「自分を理解してくれるのはこの人達だけかもしれない。」と思ってしまう事もあります。

 もしその人達が犯罪だと分かりながら悪い事を誘ってきた時に、あなたは断れますか?
 ここにしか居場所がないと思い込み、嫌われるのが怖くて犯罪とわかっていても手を染めてしまいますか?

犯罪に「ここまでなら大丈夫」という事はありません。
 場合によってはその一歩が、「暴力団への一歩」でもあるのです。
 仮に犯罪に誘われても、きちんと「NO」と断るように、そして本当の友達なら犯罪には関わらないように説得するぐらいの強い気持ちを持ちましょう。

 そして暴力団員が狙っているのは、( だま ) しやすく社会経験の少ない青少年で、心の弱さを見抜いて近づいてきます。

 暴力団員は、最初から暴力団員になりたくて暴力団にはいった人はいません。
 「自分は暴力団になるつもりはない」と思っていても、気が付けばその道しか残されていない状態に陥らせてしまうのです。

失敗事例紹介

楽に稼げる方法は無い!甘い言葉には罠がある!

 

失敗事例(飲食店からの用心棒代金集金)

先輩から飲食店から集金するだけのバイト先に二人で行かないか?とを言われ、先輩からの頼みなので、余計断れず承諾しました。
実際に飲食店に出向くと、いきなり先輩から来月は後輩が一人で来ると告げていました
翌月から後輩が一人で、その飲食店に向かいますが、やはり内心は早く止めたい気持ちでいっぱいです
耐え切れず後輩は先輩からの連絡を無視してしまい、先輩とヤクザは大変ご立腹で、後輩はいつ見つかるかもしれない恐怖と不安にさいなまれています
おかしいと思ったら一人で悩まずすぐに相談を!

 時間が経つほど、事態は日増しに悪化してしまいます。
 少しでも不安を感じたり、おかしいと思ったら、一人で悩まずに学校や警察や身近な大人たちに相談しましょう。

警視庁暴力ホットライン(警視庁組織犯罪対策部暴力団対策課)
03-3580-2222
24時間対応

暴力団から脅されている、暴力団をやめたい、暴力団に入るように勧められているなどの暴力団に関する事で困っている方のための相談窓口です。

(公財)暴力団追放運動推進都民センター
0120-893-240
東京都外からはかけられません

暴力団、えせ右翼、えせ同和行為や準暴力団などに絡む困りごとの相談を受け付けています。
また、警視庁や東京三弁護士会の民事介入暴力専門の弁護士と連携し、相談者に対して適切な指導を行っています。

ヤング・テレホン・コーナー(警視庁少年相談室)
03-3580-4970
24時間、対応します。

 
  暴力団排除ウェブサイト

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